アプレンティスシップとは「徒弟制度」のことで、中世ヨーロッパに広く普及した職人の組合「ギルド」で用いられていた職人養成制度です。アプレンティス(徒弟)のほか、ジャーニーマン、熟練職人と、技術習熟度により段階分けされ、職人は仕事と心がけを学びながら技を習得し、日々腕を磨きました。本書は、徒弟制度をモデルとし、真のソフトウェア熟練職人を目指すためのパターンをまとめたものです。新しい技術の登場と絶え間ない変化に柔軟に対応し、ソフトウェア開発を生涯の仕事とするための心得とパターンを紹介します。意欲ある新人ソフトウェア開発者、またソフトウェアの匠を目指す技術者必携の一冊です。
アプレンティスシップ・パターン
―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得
Dave H. Hoover, Adewale Oshineye 著、柴田 芳樹 訳
- TOPICS
- Business/Essay
- 発行年月日
- 2010年07月
- PRINT LENGTH
- 216
- ISBN
- 978-4-87311-460-6
- 原書
- Apprenticeship Patterns
- FORMAT
目次
翻訳の技芸 本書によせて まえがき ソフトウェア職人マニフェスト 1章 序論 2章 カップを空にする 最初の言語(Your First Language) 白帯(The White Belt) 情熱を放つ(Unleash Your Enthusiasm) 具体的スキル(Concrete Skills) 無知をさらけ出す(Expose Your Ignorance) 無知に向き合う(Confront Your Ignorance) 難しいこと(The Deep End) 得意領域へ撤退(Retreat into Competence) まとめ 3章 長い道のりを歩む 長い道のり(The Long Road) 芸術より技芸(Craft over Art) 持続可能なモチベーション(Sustainable Motivations) 情熱を育む(Nurture Your Passion) 自分の地図を描く(Draw Your Own Map) 肩書きを活用する(Use Your Title) 現場に留まる(Stay in the Trenches) 別の道(A Different Road) まとめ 4章 正確な自己評価 最低である(Be the Worst) 良き指導者を見つける(Find Mentors) 気の合った者同士(Kindred Spirits) 同席する(Rubbing Elbows) 床を拭く(Sweep the Floor) まとめ 5章 永遠の学習 処理能力を広げる(Expand Your Bandwidth) 練習、練習、練習(Practice, Practice, Practice) 壊してよいオモチャ(Breakable Toys) ソースを活用する(Use the Source) 自分の仕事を省みる(Reflect As You Work) 学びを記録する(Record What You Learn) 学びを共有する(Share What You Learn) フィードバック・ループを構築する(Create Feedback Loops) 失敗から学ぶ(Learn How You Fail) まとめ 6章 自分のカリキュラムを作る 読書リスト(Reading List) 継続した読書(Read Constantly) 古典を学ぶ(Study the Classics) 徹底的に調べる(Dig Deeper) 精通したツール(Familiar Tools) まとめ 7章 結論 付録A パターン一覧 付録B 徒弟制度募集 付録C Obtiva社徒弟制度プログラムの初年の振り返り 付録D オンライン情報 参考資料 訳者あとがき 索引