本書は、Unixシステム管理上不可避な問題であるバックアップと復旧の手法、ツール等を徹底的に解説した書です。GNUバックアップツールやバックアップ製品の解説をはじめとする実践的な内容も、Linuxのみならず各種商用Unixについてカバーしています。また各種RDBMSのバックアップについても個別に章を設けて解説しているなど、きわめて実用的な一冊です。
Unixバックアップ & リカバリ
W.Curtis Preston 著、長原 宏治 監訳、田和 勝 訳
- TOPICS
- System/Network , Linux
- 発行年月日
- 2001年08月
- PRINT LENGTH
- 760
- ISBN
- 4-87311-049-1
- 原書
- Unix Backup & Recovery
- FORMAT
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目次
監訳者まえがき まえがき I部 はじめに 1章 最悪の事態に備える 1.1 父は正しかった 1.2 災害復旧計画の策定 1.3 手順1:許容レベル(失ってよいものとよくないもの)を定義する 1.4 手順2:すべてをバックアップする 1.5 手順3:すべてのボリュームを編成する 1.6 手順4:災害から保護する 1.7 手順5:ドキュメントを書く 1.8 手順6:テストを繰り返す 1.9 まとめ 2章 すべてをバックアップする 2.1 この章は必ず読むこと! 2.2 本書を読む理由 2.3 あなたの会社はバックアップをどのくらい真剣に考えているか? 2.4 バランスをとる 2.5 何をバックアップするか 2.6 いつバックアップするか 2.7 バックアップ方法の決定 2.8 バックアップの保管 2.9 バックアップのテスト 2.10 バックアップを監視する 2.11 適切な開発手順に従う 2.12 その他 2.13 好運を祈る II部 フリーのファイルシステムバックアップ/リカバリユーティリティ 3章 ネイティブのバックアップ/リカバリユーティリティ 3.1 概要 3.2 dumpユーティリティによるバックアップ 3.3 restoreユーティリティによるリストア 3.4 dumpとrestoreの限界 3.5 スクリプトで行うべきこと 3.6 cpioユーティリティによるバックアップとリストア 3.7 tarユーティリティによるバックアップとリストア 3.8 ddユーティリティによるバックアップとリストア 3.9 tar、cpio、dumpの比較 3.10 このボリュームどうやって読むの? 4章 フリーのバックアップユーティリティ 4.1 hostdump.shユーティリティ 4.2 infback.sh、oraback.sh、syback.shユーティリティ 4.3 超高速tarユーティリティ:star 4.4 SysAuditユーティリティ 4.5 ホスト情報を表示するSysInfoユーティリティ 4.6 リモートシステムをリモートから判別するquesoユーティリティ 4.7 ネットワークのマッピングを行うnmapユーティリティ 4.8 AMANDA III部 商用のファイルシステムバックアップ/リカバリユーティリティ 5章 商用のバックアップユーティリティ 5.1 製品を選ぶときの基準 5.2 自分が使っているプラットフォームをサポートしているか? 5.3 rawパーティションのバックアップ 5.4 非常に大きなファイルシステム(ファイル)のバックアップ 5.5 複数クライアントを1つのドライブに同時にバックアップする 5.6 1つのクライアントを複数ドライブに同時にバックアップする 5.7 特殊な扱いを必要とするデータ 5.8 ストレージ管理機能 5.9 ネットワークトラフィックの軽減 5.10 標準/カスタムのバックアップ形式のサポート 5.11 管理の容易さ 5.12 セキュリティ 5.13 リカバリの容易さ 5.14 バックアップインデックスの保護 5.15 堅牢さ 5.16 自動化 5.17 ボリュームの確認 5.18 コスト 5.19 ベンダ 5.20 結論 6章 高可用性 6.1 高可用性とは何か 6.2 HAの構成要素 6.3 商用のHA製品 6.4 HAソリューションが及ぼす影響 IV部 ベアメタルバックアップ/リカバリ手法 7章 SunOSとSolaris 7.1 火災のときは? 7.2 内製のベアメタルリカバリ 7.3 SunOS/Solarisシステムのリカバリ 8章 Linux 8.1 動作方法 8.2 ベアメタルリカバリの例 9章 Compaq Tru64 Unix 9.1 Compaqのbtcreateユーティリティ 9.2 内製のベアメタルリカバリ 10章 HP-UX 10.1 HPのmake_recoveryユーティリティ 10.2 copyutilユーティリティ 10.3 dumpとrestore 11章 IRIX 11.1 SGIのバックアップ/リストアユーティリティ 11.2 バックアップテープによるシステムのリカバリ 11.3 内製のベアメタルリカバリ 12章 AIX 12.1 IBMのmksysbユーティリティ 12.2 IBMのSysback/6000ユーティリティ 12.3 システムクローニング V部 データベースのバックアップ/リカバリ 13章 データベースのバックアップ 13.1 データベースバックアップの難しさ 13.2 混乱:データベースアーキテクチャの謎 13.3 平易なデータベース用語を 13.4 一体何が起こったの? 13.5 データベース構造 13.6 ページ変更の仕組み 13.7 RDBMSに起こり得ること 13.8 RDBMSのバックアップ 13.9 RDBMSのリストア 13.10 ドキュメント化とテスト 13.11 各データベース製品固有の要件 14章 Informixのバックアップとリカバリ 14.1 Informixのアーキテクチャ 14.2 Informixのスタートアップの自動化:dbstart.informix.shスクリプト 14.3 物理ログ、論理ログ、sysmasterを保護する 14.4 どのバックアップユーティリティを使用すべきか 14.5 ストレージマネージャなしの物理バックアップ:ontape 14.6 ストレージマネージャを使用した物理バックアップ:onbar 14.7 Informixのリカバリ 14.8 論理バックアップ 15章 Oracleのバックアップとリカバリ 15.1 Oracleのアーキテクチャ 15.2 ストレージマネージャを使わない物理バックアップ 15.3 ストレージマネージャを使用した物理バックアップ 15.4 アーカイブredoログの管理 15.5 Oracleのリカバリ 15.6 論理バックアップ 15.7 重要点のまとめ 16章 Sybaseのバックアップとリカバリ 16.1 Sybaseのアーキテクチャ 16.2 ストレージマネージャなしの物理バックアップ 16.3 ストレージ・マネージャを使用した物理バックアップ 16.4 Sybaseのリカバリ 16.5 論理バックアップ 16.6 1オンスの予防薬は... VI部 バックアップとリカバリに関するその他のトピック 17章 ClearCaseのバックアップとリカバリ 17.1 ClearCaseのアーキテクチャ 17.2 VOBのバックアップ/リカバリ手順 17.3 ビューのバックアップ/リカバリ手順 17.4 まとめ 18章 バックアップ用のハードウェア 18.1 バックアップドライブの選択 18.2 バックアップハードウェアを使用する 18.3 テープドライブ 18.4 光ディスクドライブ 18.5 自動バックアップハードウェア 18.6 ベンダ 19章 その他の検討事項 19.1 多変性ファイルシステム 19.2 dumpの謎を解く 19.3 ギガビットイーサネット 19.4 ディスクリカバリ業者 索 引