新たな調理方法と料理を分子レベルから開発する「分子調理法」を、身近な日本食に応用した世界で初めての書籍です。「ゲル化」「熱ゲル化」「泡化、炭酸化」「架橋化」「乳化」「実験器具利用化」といった技術を使って作り出したレシピと、その背景にある「分子調理学」の解説が掲載されています。紹介する料理は、きれいなスノードームに入ったふろふき大根、温めると固まって冷やすと溶けるけんちん汁、アサリと三つ葉が美しいお吸い物球体、甘辛いイナゴのハンバーグ、かつお節でできた酒器、液体窒素で冷やした冷やし中華、“脳天に突き刺さる”ほどのうま味が濃縮した煮汁ソースなど。読むと未来の料理を空想してしまいたくなるような一冊です。英文併記。
分子調理の日本食
石川 伸一、石川 繭子、桑原 明 著
- TOPICS
- Electronics/DIY
- 発行年月日
- 2021年04月
- PRINT LENGTH
- 156
- ISBN
- 978-4-87311-948-9
- FORMAT
- Print PDF
目次
まえがき
1 ゲル化
( Recipe_01 ) スノードームふろふき大根
( Recipe_02 ) 耐熱ゼリー天ぷら
( Recipe_03 ) カレーライス麺
2 熱ゲル化
( Recipe_04 ) 温めると固まり、冷やすと溶けるけんちん汁
( Recipe_05 ) 変わりすぎ助六寿司
( Recipe_06 ) 逆ロールキャベツ
3 球状化
( Recipe_07 ) 水炊きに添えるフレーバーキャビア
( Recipe_08 ) お吸い物球体
( Recipe_09 ) 色が変わる卵かけごはん
4 泡化、炭酸化
( Recipe_10 ) 蕎麦プーマ
( Recipe_11 ) スパークリング手巻き寿司
( Recipe_12 ) エアあんみつ
5 架橋化
( Recipe_13 ) ハイブリッド刺身
( Recipe_14 ) イナゴハンバーグ
( Recipe_15 ) かつお節酒器
6 乳化
( Recipe_16 ) 飲むポテトサラダ
( Recipe_17 ) さばのエマルション煮三種
( Recipe_18 ) 超音波乳化ラーメン
7 実験器具利用化
( Recipe_19 ) 超冷やし中華
( Recipe_20 ) まさに“いちご大福”
( Recipe_21 ) おでんですよ! 肉じゃがですよ! すき焼きですよ!
おわりに
索引