本書はプログラミング言語Pythonの作者Guido氏が書き下ろした、Python入門者のための手引書です。Pythonの言語とシステムの基本的な機能やコンセプトをわかりやすくまとめて解説し、さらにPythonの特徴的な機能を数多く取り上げて紹介しており、Pythonの雰囲気とスタイルをつかむことができます。本書を読むことで、Pythonのモジュールやプログラムを読み書きできるようになり、ライブラリリファレンスで解説されているさまざまなモジュールについて、詳しく学ぶ準備が整います。細部にわたり改訂し、最新の3.9.0版ドキュメントに追随した入門者必読の書です。
Pythonチュートリアル 第4版
Guido van Rossum 著、鴨澤 眞夫 訳
- TOPICS
- Programming , Python
- 発行年月日
- 2021年02月
- PRINT LENGTH
- 264
- ISBN
- 978-4-87311-935-9
- 原書
- Python Tutorial
- FORMAT
- Print PDF EPUB
正誤表
ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ちの書籍では、すでに修正が施されている場合がありますので、書籍最終ページの奥付でお手持ちの書籍の刷版、刷り年月日をご確認の上、ご利用ください。
第1刷正誤表
※2022年4月更新
■P. 20 フィボナッチ級数の出力結果
【誤】
0
1
1
2
5
8
【正】
0
1
1
2
3
5
8
■P. 32 5行目からの出力コード
【誤】
[1, 2]
[1, 2, 3]
【正】
[1]
[1, 2]
[1, 2, 3]
■P. 78 「7.1.4 従来形式の文字列フォーマッティング」のコード
【誤】
>>> print(' πの値はおよそ %5.3f である。' % }math.pi)
【正】
>>> print(' πの値はおよそ %5.3f である。' % math.pi)
■P. 94 コード内13行目
【誤】executing finally clause
【正】finally節実行中
■P. 20 フィボナッチ級数の出力結果
【誤】
0
1
1
2
5
8
【正】
0
1
1
2
3
5
8
■P. 32 5行目からの出力コード
【誤】
[1, 2]
[1, 2, 3]
【正】
[1]
[1, 2]
[1, 2, 3]
■P. 78 「7.1.4 従来形式の文字列フォーマッティング」のコード
【誤】
>>> print(' πの値はおよそ %5.3f である。' % }math.pi)
【正】
>>> print(' πの値はおよそ %5.3f である。' % math.pi)
■P. 94 コード内13行目
【誤】executing finally clause
【正】finally節実行中
第2刷正誤表
※2022年4月更新
■P. 69 8行目
【誤】imoprt文
【正】import文
■P. 69 8行目
【誤】imoprt文
【正】import文
目次
訳者まえがき 概要 1章 食欲をそそってみようか 2章 Pythonインタープリタの使い方 2.1 インタープリタの起動 2.1.1 引数を渡す 2.1.2 対話モード 2.2 インタープリタとその環境 2.2.1 ソースコード・エンコーディング 3章 気楽な入門編 3.1 Pythonを電卓として使う 3.1.1 数値 3.1.2 文字列 3.1.3 リスト 3.2 プログラミング、はじめの一歩 4章 制御構造ツール 4.1 if文 4.2 for文 4.3 range()関数 4.4 break文と continue文、ループにおける else節 4.5 pass文 4.6 関数の定義 4.7 さらに関数定義について 4.7.1 引数のデフォルト値 4.7.2 キーワード引数 4.7.3 特殊引数 4.7.4 任意引数のリスト 4.7.5 引数リストのアンパック 4.7.6 lambda(ラムダ)式 4.7.7 ドキュメンテーション文字列(docstring) 4.7.8 関数注釈(関数アノテーション) 4.8 幕間つなぎ:コーディングスタイル 5章 データ構造 5.1 リストについての補足 5.1.1 リストをスタックとして使う 5.1.2 リストをキューとして使う 5.1.3 リスト内包 5.1.4 入れ子のリスト内包 5.2 del文 5.3 タプルとシーケンス 5.4 集合(set) 5.5 ディクショナリ 5.6 ループのテクニック 5.7 条件についての補足 5.8 シーケンスの比較、その他の型の比較 6章 モジュール 6.1 さらにモジュールについて 6.1.1 モジュールをスクリプトとして実行する 6.1.2 モジュールの検索パス 6.1.3 「コンパイル済み」Pythonファイル 6.2 標準モジュール 6.3 dir()関数 6.4 パッケージ 6.4.1 パッケージから * をインポート 6.4.2 パッケージ内の相互参照 6.4.3 複数のディレクトリにまたがるパッケージ 7章 入出力 7.1 手の込んだ出力フォーマット 7.1.1 フォーマット済み文字列リテラル 7.1.2 文字列の format()メソッド 7.1.3 手動での文字列フォーマッティング 7.1.4 従来形式の文字列フォーマッティング 7.2 ファイルの読み書き 7.2.1 ファイルオブジェクトのメソッド 7.2.2 構造のあるデータを jsonで保存する 8章 エラーと例外 8.1 構文エラー 8.2 例外 8.3 例外の処理 8.4 例外の送出 8.5 例外の連鎖 8.6 ユーザー定義例外 8.7 クリーンアップ動作の定義 8.8 オブジェクトに定義済のクリーンアップ動作 9章 クラス 9.1 名前とオブジェクトについて一言 9.2 Pythonのスコープと名前空間 9.2.1 スコープと名前空間の例 9.3 はじめてのクラス 9.3.1 クラス定義の構文 9.3.2 クラスオブジェクト 9.3.3 インスタンスオブジェクト 9.3.4 メソッドオブジェクト 9.3.5 クラス変数とインスタンス変数 9.4 その他いろいろ 9.5 継承 9.5.1 多重継承 9.6 プライベート変数 9.7 残り物あれこれ 9.8 反復子(iterator) 9.9 ジェネレータ 9.10 ジェネレータ式 10章 標準ライブラリめぐり 10.1 OSインターフェイス 10.2 ファイルのワイルドカード 10.3 コマンドライン引数 10.4 エラー出力のリダイレクト(行き先を変えること)とプログラムの終了 10.5 文字列パターンマッチング 10.6 数学 10.7 インターネットへのアクセス 10.8 日付と時間 10.9 データ圧縮 10.10 パフォーマンス計測 10.11 品質管理 10.12 電池付きであること 11章 標準ライブラリめぐり─PartII 11.1 出力整形 11.2 テンプレート 11.3 バイナリデータレコードの処理 11.4 マルチスレッド 11.5 ログ取り 11.6 弱参照 11.7 リスト操作のツール 11.8 10進数の浮動小数点計算 12章 仮想環境とパッケージ 12.1 イントロダクション 12.2 仮想環境の生成 12.3 pipによるパッケージ管理 13章 次はなに? 14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 14.1 タブ補完とヒストリ編集 14.2 その他の対話型インタープリタ 15章 浮動小数点(float)の演算:その問題と限界 15.1 表現誤差 16章 補足 16.1 対話モード 16.1.1 エラー処理 16.1.2 実行可能な Pythonスクリプト 16.1.3 対話環境のスタートアップファイル 16.1.4 モジュール構成のカスタマイズ 付録A 用語 付録B Pythonのドキュメント群について B.1 Pythonドキュメンテーションへの貢献者 付録C 歴史とライセンス C.1 このソフトウェアの歴史 C.2 Pythonへのアクセスその他の使用における条件(Terms and conditions for accessing or otherwise using Python) C.3 含有されるソフトウェアについてのライセンスおよび承認書(Licensesand Acknowledgements for Incorporated Software) C.3.1 Mersenne Twister C.3.2 ソケット C.3.3 非同期ソケットサービス C.3.4 クッキー管理 C.3.5 実行トレース C.3.6 UUencodeおよび UUdecode関数 C.3.7 XMLリモートプロシジャーコール C.3.8 test_epoll C.3.9 Select kqueue C.3.10 SipHash24 C.3.11 strtodおよび dtoa C.3.12 OpenSSL C.3.13 expat C.3.14 libffi C.3.15 zlib C.3.16 cfuhash C.3.17 libmpdec C.3.18 W3C C14Nテストスイート 付録D コピーライト 付録E Python初心者だった頃─みんながひっかかるPythonのヘンなとこ E.1 most recent call lastってなんぢゃ E.2 内包がわからぬ E.3 なんだよこの正規表現は E.4 インタラクティブヘルプが使えない E.4.1 help()で出てくるもの E.4.2 たいていの場合は「help('なにか')」でよい E.4.3 「help(なにか)」はオブジェクトを評価する 付録F Python 2の読み書き 〜 古いコードをメンテナンスする人へ F.1 printが文である F.1.1 新規に使う場合 F.1.2 古いソースを読むとき F.2 文字列の整形 F.2.1 新規に使う場合 F.2.2 古いソースを読むとき F.3 文字列型と bytes型 F.3.1 新規に使う場合 F.3.2 古いソースを読むとき F.4 データ型の扱い F.4.1 新規に使う場合 F.4.2 古いソースを読むとき F.5 例外文法が異なり、バリエーションも大きい F.5.1 新規に使う場合 F.5.2 古いソースを読むとき F.6 整数除算は整数を返す F.6.1 新規に使う場合 F.6.2 古いソースを読むとき F.7 その他の旧機能 F.7.1 整数型が 2種類あった F.7.2 どんなオブジェクト同士でも順序比較が可能だった F.7.3 更に細かい違い 索引