O'Reilly Japan 2008年秋フェア ディスプレイコンテスト結果発表

栄冠は誰の手に?いよいよ審査結果の発表です栄冠は誰の手に?いよいよ審査結果の発表です

オライリー・ジャパン秋のフェア開催にご協力いただいた全国の書店さんから、書籍のディスプレイを競っていただくディスプレイコンテストを開催してまいりました。オライリー・ジャパンスタッフによる厳正な審査の結果、1位から3位のお店が決定いたしました。

第1位:紀伊國屋書店 新宿本店

紀伊國屋書店 新宿本店

栄えある優勝に輝いたのは、紀伊國屋書店新宿本店さんです。送っていただいた写真を見て、審査員一同そのオリジナリティに驚かされました。
書棚から延びるキリンのインパクトは、写真では十分にお伝えできません。オライリーから提供しているパネルにお店の状況に合わせて手を加えていただいる、細かな仕事が光っています。
手製の折り紙で作られた動物たちも素晴らしいアイデアです。スペースの小さな書店さんにも参考になるのではないでしょうか。

書棚に付けられたキリン 折り紙の動物とPOP

それぞれの写真はクリックすると拡大表示されます。詳しくご覧になってみてください。
また今回、紀伊國屋書店さんにお邪魔して、実際にフェアとディスプレイを担当された書店員さんにインタビューを行って参りました。

佐藤課長代理(コンピュータ書売り場全体のご担当)のコメント

佐藤さん秋のブックフェアを案内していただいた時、当初は場所がないとお断りしていたんです。ところがコンピュータ書コーナーを改装することが決まり、催事台も広がることになったため、オライリーさんのフェアを開催することにしました。ディスプレイに関しては寺村が頑張ったおかげですが、今回の受賞はこういう偶然が重なって実現した側面もあります。
ウチは(新宿)南店や他の書店さんに比べると陳列するスペースが限られているので、わざわざ足を運んでくださるお客様に、いらしていただい分の体験をしていただきたいと思っています。フェアも単に売上の向上というだけでなく、より多くの書籍に触れていただける場を提供したいと思っています。

寺村さん(今回のディスプレイをご担当)のコメント

寺村さん(写真はNGのためお気に入りのスタンプです)今回は、これまで本屋さんにはないような変わったことがしたいと思っていました。最初はぬいぐるみや紙ねんどを置こうかと考えていたのですが、手が掛かり過ぎるので折り紙サイトを検索して動物の折り紙を(ディスプレイに)使いました。
実際の飾り付けは合計すると3日くらい、最初にディスプレイをしてから2、3週間かけて完成形にもっていっています。天井から下げている旗が落ちやすいのを改良したり、当初は後ろ側のフェア台に回り込んでいただくお客様が少なかったので、キリンでアピールするようにしました。『Make』を1号から順番にご覧になる方など、足を止めて熱心に見ていただくお客さんもいらっしゃいます。
今回のフェアに限らず、同じ本を置き続けていても新しい発見があるように、ときどき置く位置を変えたりしています。またディスプレイコンテストが開かれる時には、2連覇を目指したいと思います。

第2位:ブックスミスミオプシア

ブックスミスミオプシア

第2位は、鹿児島県からご応募のブックスミスミオプシアさんです。
速報にも書きましたが、フェア台に貼られているパネルは、いずれも独自に作成なさったもの。ディスプレイに合わせてアニマルの位置が細かく調整されている点などが高評価のポイントでした。

ふせんに合わせて作られています こちらのパネルも独自に作られたもの

宝満さん(PC書ご担当)のコメント

当店は昨年11月にオープンしたショッピングセンターOPSIA misumi内にあり、約70万冊の書籍をはじめ、約5万枚のCD&DVD、知育玩具や文具、雑貨、ホビー商品などが揃った大型複合書店です。
広い店内で、じっくり本をお選びいただきたいので、各コーナーにテーブルと椅子をご用意しています。また、シックで落ち着いた雰囲気の専門書ゾーンには、医学書をはじめ、理工書、人文書、芸術書など幅広く取り揃えております。

第3位:会津大学ブックセンター

会津大学ブックセンター

第3位は大学生協から、会津大学ブックセンターさんが受賞です。大学生協という限られたスペースの中で、かなり多くの書籍を展示していただいております。第1位の紀伊國屋書店 寺村さんのお話にも「ぬいぐるみ」のアイデアが出てきましたが、こちらでは実際にそのぬいぐるみを使って展示されています。
評価のポイントになったのは、ご担当者のコメントにあるように、お客様からのコメントをPOPに活かし、さらにそれをディスプレイとして活用されているところです。Web書店のコメント欄をリアルでやってしまえるのは、アイデアと大学生協という環境のなせることかもしれません。

お客さまのコメントをPOPに ぬいぐるみとPOPでお客さまの視線を集める工夫を

PC書ご担当のコメント

会津大学ブックセンターでは、学内の教職員、学生の皆様のニーズに応えるべく、特に専門性の高いオライリーのリファレンス本、Hacksシリーズ等を常時幅広く取り扱っております。同シリーズは、地方の書店では取り扱いの少ないコンピュータ専門書籍を探してご来店される学外のお客様にも広く支持されております。
ただでさえ、技術の進歩に合わせて、どんどん新しい知識が必要となるジャンルですので、いち早く刊行されるオライリーの新刊はどうしても人気で品切れ状態となりがちです。
今回のフェアでは、今年度の新刊書を重点的に取り揃えました。立ち読みも大歓迎ですので、買い逃し・読み逃しの書籍があれば、この機会に是非Getして下さい。なお、学内のオライリー愛読者の皆様からの「ひとこと」を展示しております。
おすすめしてくれているのは意外と貴方の身近な人かもしれません。本探しの参考に是非ご覧下さい。

コンテストにご参加いただいた書店さん

ここからは、そのほかコンテストにご参加いただいた書店さんのディスプレイを改めてご紹介します。いずれも劣らぬ力作ぞろいです。

三省堂書店神保町本店

今回は三省堂書店神保町本店さんからの応募です。

本の街神保町、駿河台交差点の前に位置する日本を代表する書店さんのひとつです。もちろん、オライリーの書籍も数多く置いていただいています。

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棚を正面から見たところ。『ビューティフルコード』『集合知プログラミング』といった人気アイテムが目につきやすい場所に配されています。



 

名古屋大学生協ブックスフロンテ

今回は名古屋大学生協ブックスフロンテさんからの応募です。
2006年にオープンした書籍とカフェのお店、フロンティアという言葉から名づけられたそうでして、その名の通り専門書に力をいれてらっしゃるということです。
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工学部を擁する大学生協さんなので、一番全面にMake:がずらりと並んでいますね。真中に置かれたペンギンのぬいぐるみは『集合知プログラミング』を意識したものということです。

 

丸善ラゾーナ川崎

第八回目は丸善ラゾーナ川崎店さんです。
ラゾーナ川崎は、JR川崎駅から徒歩1分にある大型複合施設で、こちらの1階に入っているのが丸善ラゾーナ川崎店さんです。陳列台に並べられた書籍はシェルにmake、vi、emacsとUNIXを使うなら押えておきたいものばかり。
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書泉グランデ

これまでお伝えしてまいりましたディスプレイコンテストの速報、引き続き応募作品を順にご紹介します。今回は神田神保町、書泉グランデさんからのご応募です。

神田神保町のど真ん中、靖国通り沿いに位置する書店さんで、専門書の品ぞろえで有名なお店です。

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エンド台とそのすぐ隣の棚を使ったディスプレイです。A5版の書籍を棚にまとめてすっきりと見せています。


 

有隣堂ヨドバシAKIBA店

第六回目は秋葉原からのご応募、有隣堂ヨドバシAKIBA店さんからです。
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書籍を斜めに配置し、書籍と書籍の間にスペースを取ってディスプレイしています。こうすると、真っすぐにしたときに比べて置ける冊数が減りますので、書店さんにとっては贅沢なスペースの使いかた。ティム・オライリーのPOPがお客様をお迎えしています。3つあるPOPの高さが、奥から順に変えられていますね。

 

丸善丸の内本店

ディスプレイコンテストのお知らせも今回で五回目。本日は丸善丸の内本店さん。東京駅丸の内口のすぐ前にあり、丸の内界隈のビジネスマンから丸ビルでお買い物と合わせて来店したセレブまで、幅広いお客様で賑わう書店さんです。
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写真は3FのPC書コーナー脇にある展示スペースの模様です。面陳する(この単語については前回をご覧ください)箇所の高さがあるので、縦長の陳列になっております。
皆さんにお知らせするまでもなく、オライリーの書籍は分野別にカラーが決まっていますので、写真の大きさでもどんな分野の本が並んでいるかが一目瞭然です。棚の右下に用意されているカゴには、フェア向けに提供されているグッズを入れているのだそうです。何が入っているのかは、実際に店頭を訪れてご覧ください。新たな発見があるかもしれません。
丸善丸の内本店は、東京駅丸の内口すぐのoazo内にあります。

 

真光書店北口本店

昨日に引き続いてディスプレイコンテストの速報第4弾。真光書店北口本店さんからです。電気通信大学のキャンパスやソフトウェア関連企業があり、アプリケーション関連書だけでなくプログラム関連書籍にも力を入れてらっしゃるとのことです。
オレンジのポスターで統一された棚に、おなじみの書籍が、表紙を表に陳列されています(書店さんの用語で「面陳」といいます)。
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ポスターを小さくしたカードが、それぞれの書籍のところに貼り付けられています。このポスター、実はオライリーから提供したものではなく店員さんの自家製なんです。ありがたいことです。

 

啓文堂書店 神田駅前店

ディスプレイコンテストの速報第3弾、今回は啓文堂書店 神田駅前店さんです。今年の夏に神田駅東口徒歩1分というロケーションに開店した書店さんです。
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コンピュータ書棚の端にある陳列スペース(エンド台と言います)を活用しています。ポスター、パネルと弊社2008-2009年版カタログをディスプレイに取り入れて賑やかさを演出しています。
常設のオライリーコーナーのすぐ隣なので、既刊書、新刊や売れ筋の商品も合わせてみることができます。さらにスタンドを使ってオリジナルのフェアポスターを掲示することで、お客様の目線にアピールしています。

 

紀伊国屋書店新宿南店

全国の書店さんで開催中している秋のブックフェアに合わせて、書店さんでのディスプレイコンテストを実施しています。さっそく、紀伊国屋書店新宿南店さんから写真が届きましたので、ご紹介します。
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