Sphinxをはじめよう 第2版

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発行年月日
PRINT LENGTH
182
ISBN
978-4-87311-819-2
FORMAT
PDF EPUB
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1,980円
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本書はPythonで標準的なドキュメント作成ツールとして利用されているSphinxの入門書です。Windows、macOS、Linux(Ubuntu)を例に、Sphinxの概要からインストール、基本的な利用法について。またSphinxからLaTeXを経由してPDFを作成したり、EPUBフォーマットの電子書籍を作成する方法を、初めて触れる方にもわかりやすく紹介しています。第2版では、Sphinxの最新バージョンに対応するとともに、画像の埋め込みに関する章とMarkdownを使って文書を作成する付録を追加しています。
なお本書はEbook版およびWeb直販でのみ販売しており、一般の書店では購入できません。

[著者によるサポートリポジトリ]

目次

はじめに

1章 Sphinxとは
    1.1 Sphinxを何に使うのか
        1.1.1 Sphinxで技術ドキュメントを書く
        1.1.2 SphinxでWebサイトを作成する
        1.1.3 Sphinxで本を書く
        1.1.4 その他色々
        1.1.5 Sphinxが向かない分野
    1.2 Sphinxの用語と特徴
        1.2.1 Sphinxの用語
        1.2.2 Sphinxのよくある利用例
        1.2.3 docutilsとreSTの設計思想
        1.2.4 Sphinxの難しいところ
        1.2.5 Sphinxの嬉しいところ
    1.3 Sphinxと比較されるツール
        1.3.1 SphinxとOffice suiteの違い
        1.3.2 SphinxとWikiの違い
        1.3.3 SphinxとMarkdown+Jekyllの違い
    1.4 まとめ

2章 Sphinxのインストール
    2.1 Windows環境へのインストール
    2.2 macOS環境へのインストール
        2.2.1 Command Line Tools for Xcodeのインストール
        2.2.2 Pythonのインストール
        2.2.3 Sphinxのインストール
    2.3 Linux環境へのインストール
    2.4 まとめ

3章 議事録を書いてみよう(HTMLへの変換)
    3.1 Sphinxによるドキュメント作成の流れ
    3.2 プロジェクトの作成
        3.2.1 はじめてのビルド
    3.3 議事録を書こう
        3.3.1 会議名、議題―セクション
        3.3.2 参加者と日時―リスト
        3.3.3 会議の目的―段落、引用文
        3.3.4 状況の報告―リストとサブリスト
        3.3.5 決定事項―インライン記法
        3.3.6 外部資料―ハイパーリンク
        3.3.7 日程調整、まとめ―コメント
        3.3.8 完成した議事録
    3.4 HTMLテーマを使おう
        3.4.1 ビルド設定ファイル(conf.py)の編集
        3.4.2 その他のHTMLテーマ
        3.4.3 HTMLテーマのカスタマイズ
    3.5 まとめ

4章 PDFに変換してみよう
    4.1 インストール手順書を書いてみよう
        4.1.1 TeXを使ったPDFへの変換
        4.1.2 いつだってquickstartから
        4.1.3 表を書いてみよう
        4.1.4 実行コマンドを書いてみる
        4.1.5 PDFに変換する
    4.2 いくつかのパートに分けて文章を書く
        4.2.1 原稿を複数のファイルに分割する
        4.2.2 toctreeと文書構造
        4.2.3 さらに大きい文書を書く場合
    4.3 まとめ

5章 EPUBに変換してみよう
    5.1 画像を埋め込む
    5.2 他のページを参照する
        5.2.1 ラベルを付ける
        5.2.2 参照を作る
    5.3 EPUBに変換する
    5.4 書籍の出力オプションを設定する
        5.4.1 表紙を設定する
        5.4.2 出版に使う情報を設定する
        5.4.3 ちょっとしたヒント
    5.5 まとめ

6章 画像の変換と埋め込み
    6.1 基本中の基本、figureディレクティブ
        6.1.1 figureディレクティブのオプション
        6.1.2 Sphinxで扱うことのできる画像形式
        6.1.3 出力形式に合わせて適切な画像ファイルを切替える
    6.2 Cacooを利用する
        6.2.1 Cacooクイックツアー
        6.2.2 Cacooで作成した図をSphinxから利用する
        6.2.3 自動化する
        6.2.4 Cacoo拡張のインストール・設定
        6.2.5 Cacoo拡張を使って図を埋め込む
        6.2.6 その他のツールへの対応
    6.3 まとめ

おわりに

付録A reStructuredTextリファレンス
    A.1 インライン記法
    A.2 インライン記法(ロール)
    A.3 段落
    A.4 コメント
    A.5 セクション名
    A.6 ページ内目次(contents)
    A.7 番号なしリスト
    A.8 番号付きリスト
    A.9 定義リスト
    A.10 画像(figure)
    A.11 図表番号による参照(numref)
    A.12 ハイパーリンク
    A.13 URL
    A.14 email
    A.15 外部ハイパーリンクターゲット
    A.16 名前付きハイパーリンク参照
    A.17 名前なしハイパーリンク
    A.18 埋め込みURL記法
    A.19 インライン内部ターゲット
    A.20 ラベル
    A.21 クロスリファレンス(ref)
    A.22 別原稿ファイルへのリンク(doc)
    A.23 ダウンロード用リンク(download)
    A.24 ラインブロック
    A.25 引用ブロック
    A.26 クォートリテラルブロック
    A.27 リテラルコードブロック(::)
    A.28 コードブロック(code-block)
    A.29 コードの引用(literalinclude)
    A.30 パースドリテラル(parsed-literal)
    A.31 テーブル(simple table)
    A.32 テーブル(grid table)
    A.33 CSVテーブル(csv-table)
    A.34 リストテーブル(list-table)
    A.35 フィールドリスト
    A.36 TOCツリー(toctree)
    A.37 脚注
    A.38 引用参照
    A.39 注釈(note、warning)
    A.40 数式(math)
    A.41 RFC、PEP
    A.42 オプションリスト
    A.43 置換
    A.44 用語集(glossary)
    A.45 用語参照(term)
    A.46 インクルード(include)
    A.47 raw

付録B Sphinxが使える出力形式
    B.1 本書で説明したビルダ
    B.2 HTML
    B.3 ヘルプブラウザ
    B.4 内部データ構造
    B.5 その他

付録C sphinx-quickstart の設問一覧

付録D TeX Live/MacTeXのインストール
    D.1 Windows環境へのTeX Live 2017のインストール
    D.2 macOS環境へのMacTeXのインストール
    D.3 Linux環境へのTeX Live 2017のインストール

付録E Windowsへの makeコマンドと shコマンドのインストール
    E.1 Make for Windows のインストール
    E.2 Git for Windowsのインストール

付録 F Markdownで書いてみよう
    F.1 Markdownの歴史
    F.2 SphinxでMarkdown原稿を扱う
    F.3 Markdown原稿を書いてみよう

付録G Sphinxのコミュニティ(Sphinx-users.jp)
    G.1 情報交換の場の提供
    G.2 イベントの開催
    G.3 Sphinxに関する日本語情報の発信

謝辞