本書は、Android開発者やモバイルアプリケーションなどの開発経験がある開発者を対象としたAndroidアプリケーション開発の解説書です。本書の目的は、小さなアプリケーションにとどまらず、適切に設計されたAndroidアプリケーションを開発できるようになることにあります。本格的な開発に進むために必要なWebサービスを活用するアプリケーションのほか、マルチメディアや位置情報、センサー、コミュニケーションといったアプリケーション分野のプログラミングの知識やノウハウを解説。また、AndroidのツールやJava言語の機能、モバイルアプリケーション開発の基礎を提供することで、読者が持っている既存の知識をAndroid開発に活かすことができるよう配慮しています。本格的なAndroidアプリケーション開発にステップアップするための解説書。
プログラミングAndroid
Zigurd Mednieks, Laird Dornin, G. Blake Meike, Masumi Nakamura 著 、永井 勝則 訳
- TOPICS
- Programming , Mobile , Java
- 発行年月日
- 2012年02月
- PRINT LENGTH
- 532
- ISBN
- 978-4-87311-535-1
- 原書
- Programming Android
- FORMAT
目次
目次 はじめに 1部 ツールと基本 1章 ツールキット 1.1 Android SDKとそれに必要なソフトウェアのインストール 1.2 テストドライブ:インストール後の動作確認 1.3 SDKのコンポーネント(構成要素) 1.4 最新の状態に保つ 1.5 サンプルコード 1.6 コードを読むこと 2章 Java for Android 2.1 AndroidはクライアントサイドJavaの新しい形 2.2 Javaの型システム 2.3 スコープ 2.4 Javaプログラミングのイディオム 3章 Androidアプリケーションの構成要素 3.1 Androidと従来のプログラミングモデルとの比較 3.2 アクティビティ、インテント、タスク 3.3 そのほかのAndroidコンポーネント 3.4 静的なアプリケーションリソースとコンテキスト 3.5 リソース 3.6 Androidアプリケーション実行環境 3.7 コンポーネントのライフサイクル 3.8 Androidアプリケーションのパッケージ化:.apkファイル 3.9 ソフトウェアのAndroidへの移植 4章 アプリケーションをユーザーの元に 4.1 アプリケーション署名 4.2 配布用アプリケーションのAndroid Marketへの提出 4.3 Google Maps APIキー 4.4 APIレベルの互換性の指定 4.5 さまざまな画面サイズとの互換性 5章 Androidソフトウェア開発用Eclipse 5.1 Eclipseの概念と用語 5.2 Eclipseのビューとパースペクティブ 5.3 EclipseによるJavaコードの記述 5.4 EclipseとAndroid 5.5 バグを避けコードをきれいに保つ 5.6 Eclipseの特異性とそれに代わるもの 6章 Effective Java for Android 6.1 Android Framework 6.2 Javaソースの構造化 6.3 Androidの並行処理 6.4 直列化 2部 Android Frameworkについて 7章 ビューの構築 7.1 Android GUIアーキテクチャ 7.2 グラフィカルインターフェイスの組み立て 7.3 コントローラとのワイヤリング 7.4 メニュー 8章 フラグメントとマルチプラットフォームのサポート 8.1 フラグメントの作成 8.2 フラグメントのライフサイクル 8.3 フラグメントマネージャ 8.4 フラグメントのトランザクション 8.5 互換パッケージ 9章 2Dと3Dグラフィックの描画 9.1 ウィジェットの自作 9.2 点滅 10章 データの処理と永続化 10.1 リレーショナルデータベースの概略 10.2 SQLite 10.3 SQL言語 10.4 SQLとデータベースを中心としたAndroidアプリケーション向けデータモデル 10.5 Androidデータベースクラス 10.6 Androidアプリケーション向けのデータベース設計 10.7 データベースAPIの使用:MJAndroid 3部 Androidのスケルトンアプリケーション 11章 振る舞いのよいアプリケーションのためのフレームワーク 11.1 ライフサイクルの視覚化 11.2 フラグメントのライフサイクルの視覚化 11.3 Activityクラスと振る舞いのよいアプリケーション 11.4 Applicationクラスのライフサイクルメソッド 11.5 複数のアクティビティ間の流れと直観的なユーザーインターフェイス 12章 コンテンツプロバイダの使用 12.1 コンテンツプロバイダの理解 12.2 プロバイダのpublic APIの定義 12.3 コンテンツプロバイダの記述と統合 12.4 ファイル管理とバイナリデータ 12.5 Android MVCとコンテンツの観察 12.6 コンテンツプロバイダの完成:SimpleFinchVideoContentProviderのコード 12.7 コンテンツプロバイダの宣言 13章 コンテンツプロバイダを探る 13.1 RESTful Androidアプリケーションの開発 13.2 Network MVC 13.3 メリットのまとめ 13.4 コードサンプル:動的なリスト表示とYouTubeビデオコンテンツの キャッシング 13.5 Finch YouTubeビデオサンプルソースコードの構造 13.6 検索アプリの動作段階 13.7 段階1:UIでユーザー入力を得る 13.8 段階2:コントローラがイベントを監視する 13.9 段階3:コントローラがコンテンツプロバイダ/モデルに対しmanagedQueryでクエリを送る 13.10 段階4:RESTful要求の実装 4部 高度なトピック 14章 マルチメディア 14.1 オーディオとビデオ 14.2 オーディオとビデオの再生 14.3 オーディオの録音とビデオの録画 14.4 メディアコンテンツの使用 15章 位置とマップ 15.1 位置にもとづくサービス 15.2 マップ 15.3 Google Mapsアクティビティ 15.4 MapViewとMapActivity 15.5 MapViewの使用 15.6 MapViewとMyLocationOverlayの初期化 15.7 MapActivityの一時停止と再開 15.8 メニューボタンによるマップの制御 15.9 キーパッドを使ったマップの制御 15.10 MapViewを使わないで位置を取得する 16章 センサー、NFC、スピーチ、ジェスチャ、アクセシビリティ 16.1 センサー 16.2 Near Field Communication(NFC、近距離無線通信規格) 16.3 ジェスチャ入力 16.4 アクセシビリティ 17章 コミュニケーション、識別、同期、ソーシャルメディア 17.1 アカウントのコンタクト 17.2 認証と同期 17.3 Bluetooth 18章 Android Native Development Kit(NDK) 18.1 ネイティブメソッドとJNIの呼び出し 18.2 Android NDK 18.3 Androidで提供されるネイティブライブラリ 18.4 自作ライブラリモジュールのビルド 18.5 ネイティブアクティビティ(NativeActivity) 索引