ビューティフルビジュアライゼーション

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TOPICS
Programming , Business/Essay
発行年月日
PRINT LENGTH
400
ISBN
978-4-87311-504-7
原書
Beautiful Visualization
FORMAT
PDF
Ebook
4,180円
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ビジュアライゼーションについてのエッセイ集。ビジュアライゼーションは情報のグラフィカルな提示であり、その描写は複雑な情報を一目で明らかにしてくれます。地下鉄の路線図がよい例です。情報をグラフィカルなイメージに変換することで、ただ単に美しいだけでなく、物事の真相と新しい解釈を効果的に生み出す細部の積み重なりを表現できます。本書では学者や技術者、芸術家、分析の専門家など異なる立場でそれぞれのプロジェクトに取り組むその道のプロによるさまざまなビジュアライゼーション手法やツールを紹介します。日本語版オリジナルの巻末付録を2本収録。情報通信研究機構の井上大介氏と衛藤将史氏には、サイバー攻撃をリアルタイムに視覚化するインシデント分析センター「nicter」と実ネットワークトラフィック視覚化システム「NIRVANA」について寄稿していただきました。監訳者の増井俊之氏には、Edward Tufte氏が近年取り組んでいる視覚化手法「Sparkline」について寄稿していただきました。

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サンプルPDF
「5章 地図情報 ――ニューヨーク市地下鉄路線図の再デザイン」(16MB)

目次

目次
監訳者まえがき
まえがき
1章 美しさについて ―Noah Iliinsky
    美しさの構成要素
    古典に学ぶ
    美しさを手に入れるには
    ビジュアライゼーションの実践
    まとめ
2章 積み上げ時系列の物語
 ビジュアライゼーションにおけるストーリー展開の重要性 ―Matthias Shapiro
    問いかけ+視覚データ+コンテキスト=ストーリー
    効果的なビジュアライゼーションを作成する手順
    ビジュアライゼーション作成の実例
    まとめ
3章 Wordle ―Jonathan Feinberg
    Wordle の始まり
    Wordle の仕組み
    Wordle の評価
    Wordle の利用
    まとめ
    謝辞
    参考資料
4章 色彩
  ビジュアライゼーションのシンデレラ ―Michael Driscoll
    ビジュアライゼーションではなぜ色が使われるのか
    光度を使ってデータの過密に対処する
    発展:アニメーション
    手法
    まとめ
    参考文献と推奨する資料
5章 地図情報
  ニューヨーク市地下鉄路線図の再デザイン ―Eddie Jabbour(聞き手:Julie Steele)
    よりよいツールを求めて
    ロンドンの仕事
    ニューヨークの憂鬱
    よりよいグラフィックツールはよりよい地下鉄利用ツールを生む
    大きさは1 つの要素にすぎない
    温故知新
    ニューヨークに固有の複雑さ
    地理的位置は相互の関係を表す
    ささいな事柄にも手を抜かない
    まとめ
6章 Flight Patternプロジェクト
  大空の深い探求 ―Aaron Koblin, Valdean Klump
    手法とデータ
    色
    アニメーション
    特異な点やエラー
    まとめ
    謝辞
7章 あなたの行動があなた自身を明らかに
  ソーシャルパターンのマイニングとビジュアライゼーション ―Valdis Krebs
    初期のソーシャルグラフ
    Amazon での書籍購入データに見られるソーシャルグラフ
    まとめ
    参考資料
8章 アメリカ上院議員のソーシャルグラフのビジュアライゼーション(1991年〜2009年)
  ―Andrew Odewahn
    ビジュアライゼーションの作成
    発見されたストーリー
    グラフの美しさ
    グラフの醜さ
    まとめ
    参考資料
9章 検索と発見における全体像の作成 ―Todd Holloway
    ビジュアライゼーションのテクニック
    YELLOWPAGES.COM
    Netflix Prize
    独自のビジュアライゼーションの作成
    まとめ
    参考資料
10章 ソーシャルネットワークの混沌としたビジュアライゼーションにおける美しい洞察 ―Adam Perer
    ソーシャルネットワークのビジュアライゼーション
    ソーシャルネットワークを視覚化しようとするユーザー
    SocialAction の設計
    ケーススタディ:混沌から美しさへ
    参考資料
11章 美しい履歴
  Wikipedia のビジュアライゼーション ―Martin Wattenberg, Fernanda Vi醇Pgas
    グループによる編集作業
    History Flow:編集履歴のビジュアライゼーション
    Chromogram(ある1人の編集内容だけを表示する)
    まとめ
12章 表のツリー表現
  Parallel Sets の進化−Robert Kosara
    属性データ
    Parallel Sets
    表示の再設計
    新しいデータモデル
    データベースモデル
    木構造の進化
    実世界でのParallel Sets
    まとめ
    参考資料
13章 X by Y プロジェクトの設計
  アルス・エレクトロニカのアーカイブに対する情報美学的な探求 ―Moritz Stefaner
    概要と基本方針
    データの理解
    データについての探求
    最初のビジュアライゼーションの試作
    最終版のビジュアライゼーション
    まとめ
    謝辞
    参考資料
14章 マトリックスの顕在化 ―Maximilian Schich
    データが多ければよいのか
    ネットワークとしてのデータベース
    データモデルの定義と発現
    ネットワークの広がり
    マクロの視点から見たマトリックス
    結合による集合体の表現
    マトリックスに対するさらなる操作
    改善されたマトリックス
    より大規模なデータへの適用
    今後の応用
    まとめ
    謝辞
    参考資料
15章 それは1994 年のことだった
  NYTimes Article Search API を用いた調査 ―Jer Thorp
    データの入手(NYTimes Article Search API)
    データの管理にProcessing 言語を利用する
    3つの簡単なステップ
    検索結果中のファセット
    関連性の取得
    まとめ
16章 New York Times の1日 ―Michael Young, Nick Bilton
    データの収集
    不要なデータの除去
    Python、Map/Reduce、Hadoop
    最初のビジュアライゼーション
    シーン1、テイク1
    シーン1、テイク2
    2回目のビジュアライゼーション
    表示サイズの変更とその他の最適化
    高速再生風動画の実際
    このビジュアライゼーションの意義
    まとめ
    謝辞
17章 複雑系の解明と没入
  ― Lance Putnam, Graham Wakefield, Haru Ji, Basak Alper, Dennis Adderton,
   Professor JoAnn Kuchera-Morin
    マルチモーダルな研究領域
    創造的思考へのロードマップ
    研究プロジェクトの紹介
    まとめ
    参考資料
18章 検視におけるビジュアライゼーション
  信頼できる標準を目指して ―Anders Persson
    背景
    法医学研究への影響
    VA の手順
    VA の将来
    まとめ
    参考資料
19章 ビジュアライゼーションにおけるアニメーション
  可能性と課題 ―Danyel Fisher
    アニメーションとは
    科学分野でのビジュアライゼーションにおけるアニメーション
    漫画に学ぶ
    発表と探索は異なる
    さまざまなアニメーション
    DynaVis によるアニメーションの段階的実現
    アニメーションでの原則
    まとめ(アニメーションを行うべきか、行わざるべきか?)
    推奨する資料
    謝辞
    参考資料
20章 Indexed(ビジュアライゼーション篇) ―Jessica Hagy
    ビジュアライゼーション−それは象
    ビジュアライゼーション−それは芸術
    ビジュアライゼーション−それはビジネス
    ビジュアライゼーション−それは永久
    ビジュアライゼーション−それはまさに今
    ビジュアライゼーション−それは符号化
    ビジュアライゼーション−それは明白
    ビジュアライゼーション−それは学習可能
    ビジュアライゼーション−それはバズワード
    ビジュアライゼーション−それはチャンス
付録A サイバー攻撃のビジュアライゼーション
  ―井上 大介, 衛藤 将史
    サイバー空間のウォー・ゲーム
    テキストとの戦い
    インシデント分析センターnicter
    Atlas:世界地図上でのサイバー攻撃視覚化
    Cube:立方体中のサイバー攻撃視覚化
    NIRVANA:実ネットワーク分析への視覚化技術の応用
    謝辞
付録B Edward Tufte とSparkline
  ―増井 俊之
    Web ページにSparkline を表示
    Sparkline によるアクセス履歴の視覚化
    アクセスパターンを考慮した履歴の視覚化
    履歴視覚化の実装
索引
著者・編者紹介