NetscapeやBorlandなどシリコンバレーの企業で長年働いた経験を持つ著者が、ソフトウェア開発者のキャリア形成について解説します。エンジニアが転職を考えるとき、何を検討し、決断するか。転職後のマネージャや同僚と関係の築き方や、エンジニアがマネージャになる際の困難とは。そしてさらなるチャレンジを考える時にすべきことは何か。組織を構成する複雑な人間関係を理解し、自身の力を最大限に発揮しながら、自分にあったキャリアと働き方を提案する本書は、ギークであり続けたいと考えるエンジニア必携の一冊です。日本語版には伊藤直也氏による「日本語版まえがき」を収録。
推薦の言葉
ソフトウェア開発者のための書籍と言えばまず思い浮かぶのは技術書だが、本書では技術書では触れられないような、上司や同僚、さらには自分が働いている会社そのものの評価の仕方や、面接や転職、条件交渉等に関する各種ティップスが紹介されている。本書はキャリア形成や現在の職場に関する悩みを抱えるエンジニアが自分自身の状況に対する客観的な視点を得ることを手助けしてくれる書籍であると言えるだろう。
ギークって何だろう。ギークになるにはどうしたらいいのだろう。そしてギークでありつづけるには。技術者がどのようにキャリアを築くのか。そのような悩みに本書は正面から答えようとしている。キャリアの形成、マネージメント、日々の仕事に必要なスキル、転職などについて記されている。「自分は次にどうすべきか」について考えるヒントに満ちている。
エンジニアとして世の中を生きるための指南書。技術・マネージメント・キャリア・転職、漠然と思っていたことが、この本を通してかみ砕いて理解することができ、エンジニアとしての生き方についてじっくり考えさせられた。
マネージャと呼ばれる人たちの中に、これほど正直に、平易な言葉で物を語る人は多くない。Michael Loppを希有な存在と言えるだろう。キャリア形成に関して何か迷いを抱えているのなら、是非、彼の著書を読むべきだ。
技術力は優れているけれども、現実の世界には対応できそうもなく、カギのかかった部屋から外には出すべきではない、と感じるような人間は大勢いる。Being Geekは、そういう人間が会社という組織、混沌とした現実世界に適応するための格好の手引書となるだろう。
ギーク、そしてギークとともに働く人にとって必読の書。この本があれば、不可能が可能になるかもしれない。
新たな名著の誕生である。引きこもりがちなギークたちの深い心理を、Micheal Loppが暴く。
すべてのギークに届けたい、Micheal Lopp独自のメッセージ。予測不可能性は、もはや私たちの敵ではなく、友達である。Being Geekを読めば、誰でも予測不可能性に対処する能力を身につけることができる。たとえ失敗したとしても、そこから何かを学び、即、また新たな何かに挑戦する、そういうことを続けていけば、やがて素晴らしい成果が得られるはずである。Being Geekはそのための方法を教えてくれる。