Perlは、インターネット随一の働き者であり、また世界中のシステム管理者、ウェブハッカー、お気楽プログラマたちのお気に入り言語です。本書は「リャマ本」の愛称で親しまれ、多くの人々をPerlプログラミングへと導いたPerl入門書の決定版です。Perlコミュニティのキーマンであり、Perlトレーナーでもある著者らが、Perl学習者の実際的なニーズを取り入れて、改訂を重ねてきました。第5版では、学習を容易に進められるように、章の構成を見直して加筆し、またPerlの新しいバージョンにも対応しました。より効果的に(もちろん楽しく)学べるよう十分な改良が加えられています。本書を手にしているのなら、もうPerlの入門書選びに迷う必要はありません:-)
初めてのPerl 第5版
Randal L. Schwartz, Tom Phoenix, brian d foy 著、近藤 嘉雪 訳
- TOPICS
- Programming
- 発行年月日
- 2009年10月
- PRINT LENGTH
- 424
- ISBN
- 978-4-87311-427-9
- 原書
- Learning Perl, Fifth Edition
- FORMAT
関連ファイル
正誤表
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第1刷に対する正誤表
「\」となっているのは、すべて半角逆スラッシュです。 P.20 上から6行目と下から1行目 【誤】 /\U$1/g 【正】 /\U\1/g
第2刷に対する正誤表
「\」となっているのは、すべて半角逆スラッシュです。 P.20 上から6行目と下から1行目 【誤】 /\U\1/g 【正】 /\U$1/g *2刷で修正した上記の箇所は、今回のケースでは$1と書くのが正しく、 改めて訂正いたします。\1という書き方は古い書き方で、 古いコードとの互換性を保つために通るようになっているものです。 P.103 脚注33 【誤】 例えば、use 5.6と宣言します。 【正】 例えば、use 5.006と宣言します。 P.116 上から3行目 【誤】 ホスト名(http://www.stonehenge.com 【正】 ホスト名(www.stonehenge.com P.127 下から3行目 【誤】% setenv CHARACTER=Fred 【正】% setenv CHARACTER Fred P.134 下から13行目(2番目のコード例の3行目) 【誤】 print "It matched the same after y and d!\n"; 【正】 print "It matched a after the y\n"; P.136 上から10行目(2番目のコード例の2行目) 【誤】 $_ = "aa11bb"; 【正】 $_ = "xaa11bb"; P.158 脚注26 の1行目 【誤】 YAPE::Regexp::Explain 【正】 YAPE::Regex::Explain P.160 問題5の4行目 【誤】 最大5文字は yestになります。 【正】 最大5文字は" yest"になります。 P.174 下から9行目 【誤】 (14章で紹介する 【正】 (13章(240ページ)で紹介する P.200 上から4行目 【誤】 foreach my $try ( 0, undef, '0', 1, 25 ) { 【正】 foreach $try ( 0, undef, '0', 1, 25 ) { P.213 下から8行目 【誤】 foreach my $param ( param() ) 【正】 foreach $param ( param() ) P.214 上から7行目 【誤】 foreach my $param ( param() ) 【正】 foreach $param ( param() ) P.245 上から10行目 【誤】 それはシンボリックリンクですが、(指されるものが)存 【正】 それはシンボリックリンクですが、指されるものが存 P.277 上から2行目 【誤】 when( /^-?\d+\.\d+$/ ) { # スマート 【正】 when( ! /^-?\d+\.\d+$/ ) { # スマート P.277 下から3行目 【誤】 when( ! /fred/i } { #ダム 【正】 when( ! /fred/i ) { #ダム P.280 問題4のコードの4〜5行目 【誤】 foreach my $divisor ( 2 .. $number/2 ) ) { push @divisors, $divisor unless $_ % $divisor; 【正】 foreach my $divisor ( 2 .. ( $number/2 ) ) { push @divisors, $divisor unless $number % $divisor; P.336 上から12行目 【誤】 $ENV{$key} ? $ENV{$key} : "(undefined)"; 【正】 defined $ENV{$key} ? $ENV{$key} : "(undefined)"; P.349 問題2のコードの6行目 【誤】 $what .= ' buzz'; 【正】 $what .= ' bin';
目次
訳者まえがき はじめに 1章 Perl入門 1.1 質問とその答え 1.1.1 これはわたしに向いている本でしょうか? 1.1.2 なぜこんなにたくさんの脚注が付いているのでしょうか? 1.1.3 練習問題と解答について教えてください 1.1.4 練習問題の先頭の数字は何を意味するのでしょうか? 1.1.5 私はPerlコースの講師ですが、アドバイスをいただけますか? 1.2 Perlとは何の略でしょうか? 1.2.1 なぜLarryはPerlを創ったのでしょうか? 1.2.2 なぜLarryはほかの言語を使わなかったのでしょうか? 1.2.2 Perlは易しいでしょうか難しいでしょうか? 1.2.3 Perlはどのようにしてこんなに人気を得るようになったのですか? 1.2.4 いまPerlに何が起こっているのでしょうか? 1.2.5 Perlはどんなことが得意でしょうか? 1.2.6 Perlはどんなことが苦手でしょうか? 1.3 どうやってPerlを手に入れるのでしょうか? 1.3.1 CPANって何ですか? 1.3.2 Perlのサポートを得るにはどうすればよいでしょうか? 1.3.3 ほかの種類のサポートはあるのでしょうか? 1.3.4 Perlのバグを発見したらどうすればよいでしょうか? 1.4 どうやってPerlのプログラムを作るのでしょうか? 1.4.1 単純なプログラム 1.4.2 このプログラムの中身はどうなっているのでしょうか? 1.4.3 どうやってPerlプログラムをコンパイルするのでしょうか? 1.5 Perl早わかりツアー 1.6 練習問題 2章 スカラーデータ 2.1 数値 2.1.1 すべての数値は同じ内部形式で表現される 2.1.2 浮動小数点数リテラル 2.1.3 整数リテラル 2.1.4 10進数以外の整数リテラル 2.1.5 数値演算子 2.2 文字列 2.2.1 シングルクォート文字列リテラル 2.2.2 ダブルクォート文字列リテラル 2.2.3 文字列演算子 2.2.4 数値と文字列の自動変換 2.3 Perlに組み込まれている警告メッセージ 2.4 スカラー変数 2.4.1 良い変数名を選ぶ 2.4.2 スカラーの代入 2.4.3 二項代入演算子 2.5 printによる出力 2.5.1 スカラー変数を文字列の中に展開する 2.5.2 演算子の優先順位と結合 2.5.3 比較演算子 2.6 if制御構造 2.6.1 ブール値 2.7 ユーザからの入力を受け取る 2.8 chomp演算子 2.9 while制御構造 2.9 未定義値 2.10 defined関数 2.11 練習問題 3章 リストと配列 3.1 配列の要素にアクセスする 3.2 配列の特別なインデクス 3.3 リストリテラル 3.3.1 qwショートカット 3.4 リスト代入 3.5 pop演算子とpush演算子 3.5.1 shift演算子とunshift演算子 3.6 配列を文字列の中に展開する 3.7 foreach制御構造 3.7.1 Perlお気に入りのデフォルト:$_ 3.7.2 reverse演算子 3.7.3 sort演算子 3.8 スカラーコンテキストとリストコンテキスト 3.8.1 リストを生成する式をスカラーコンテキストで使う 3.8.2 スカラーを生成する式をリストコンテキストで使う 3.8.3 スカラーコンテキストを強制する 3.9 リストコンテキストで>STDIN<を使う 3.10 練習問題 4章 サブルーチン 4.1 サブルーチンを定義する 4.2 サブルーチンを起動する 4.3 戻り値 4.4 引数 4.5 サブルーチンの中でプライベートな変数 4.6 可変長のパラメータリスト 4.6.1 改良版の&maxサブルーチン 4.6.2 空のパラメータリスト 4.7 レキシカル変数(my変数)についての注意事項 4.8 use strictプラグマ 4.9 return演算子 4.9.1 アンパーサンドを省略する 4.10 スカラー以外の戻り値 4.11 永続的なプライベート変数 4.12 練習問題 5章 入出力 5.1 標準入力からの入力 5.2 ダイヤモンド演算子からの入力 5.3 起動引数 5.4 標準出力への出力 5.5 printfによるフォーマット付き出力 5.5.1 配列とprintf 5.6 ファイルハンドル 5.7 ファイルハンドルをオープンする 5.7.1 無効なファイルハンドル 5.7.2 ファイルハンドルをクローズする 5.8 dieによって致命的エラーを発生させる 5.8.1 warnによって警告メッセージを表示する 5.9 ファイルハンドルを使う 5.9.1 デフォルトの出力ファイルハンドルを変える 5.10 標準ファイルハンドルを再オープンする 5.11 sayを使って出力する 5.12 練習問題 6章 ハッシュ 6.1 ハッシュとは? 6.1.1 なぜハッシュを使うのか? 6.2 ハッシュの要素にアクセスする 6.2.1 ハッシュ全体を扱う 6.2.2 ハッシュの代入 6.2.3 太い矢印 6.3 ハッシュ関数 6.3.1 keys関数とvalues関数 6.3.2 each関数 6.4 ハッシュの利用法 6.4.1 exists関数 6.4.2 delete関数 6.4.3 ハッシュの要素を変数展開する 6.5 %ENVハッシュ 6.6 練習問題 7章 正規表現の世界 7.1 正規表現とは? 7.2 単純なパターンを使う 7.2.1 メタキャラクタについて 7.2.2 単純な量指定子 7.2.3 パターンをグループにまとめる 7.2.4 選択肢 7.3 文字クラス 7.3.1 文字クラスのショートカット 7.3.2 ショートカットの否定 7.4 練習問題 8章 正規表現によるマッチ 8.1 m//を使ってマッチを行なう 8.2 オプション修飾子 8.2.1 大文字と小文字を区別せずにマッチする:/i 8.2.2 あらゆる文字にマッチする:/s 8.2.3 空白文字を追加する:/x 8.2.4 オプション修飾子をまとめて指定する 8.2.5 その他のオプション 8.3 アンカー 8.3.1 ワードアンカー 8.4 結合演算子 =~ 8.5 変数をパターンに埋め込む 8.6 マッチ変数 8.6.1 メモリの有効期限 8.6.2 キャプチャなしのカッコ 8.6.3 名前付きキャプチャ 8.6.4 自動マッチ変数 8.7 汎用の量指定子 8.8 優先順位 8.8.1 優先順位の例 8.8.2 お楽しみはこれからだ 8.9 パターンをテストするプログラム 8.10 練習問題 9章 正規表現によるテキスト処理 9.1 s///を使って置換を行なう 9.1.1 /gによるグローバルな置換 9.1.2 別のデリミタを使う 9.1.3 オプション修飾子 9.1.4 結合演算子 9.1.5 大文字と小文字の変換 9.2 split演算子 9.3 join関数 9.4 m//をリストコンテキストで使う 9.5 より強力な正規表現機能 9.5.1 欲ばりでない量指定子 9.5.2 複数行のテキストに対するマッチ 9.5.3 たくさんのファイルを更新する 9.5.4 コマンドラインから書き戻し編集を行なう 9.6 練習問題 10章 さまざまな制御構造 10.1 unless制御構造 10.1.1 unlessのelse節 10.2 until制御構造 10.3 式修飾子 10.4 裸のブロック制御構造 10.5 elsif節 10.6 オートインクリメントとオートデクリメント 10.6.1 オートインクリメントの値 10.7 for制御構造 10.7.1 foreachとforの秘められた関係 10.8 ループを制御する 10.8.1 last演算子 10.8.2 next演算子 10.8.3 redo演算子 10.8.4 ラベル付きブロック 10.9 三項演算子 ? : 10.10 論理演算子 10.10.1 短絡演算子の値 10.10.2 defined-or演算子 10.10.3 部分評価演算子を使って制御構造を実現する 10.11 練習問題 11章 Perlモジュール 11.1 モジュールを探す 11.2 モジュールをインストールする 11.3 単純なモジュールを使う 11.3.1 File::Basenameモジュール 11.3.2 モジュールの一部の関数だけを使う 11.3.3 File::Specモジュール 11.3.4 CGI.pm 11.3.5 データベースとDBI 11.4 練習問題 12章 ファイルテスト 12.1 ファイルテスト演算子 12.1.1 同じファイルの複数の属性をテストする 12.1.2 ファイルテスト演算子を積み重ねる 12.2 stat関数とlstat関数 12.3 localtime関数 12.4 ビット演算子 12.4.1 ビットストリングを使う 12.5 練習問題 13章 ディレクトリ操作 13.1 ディレクトリツリーの中を移動する 13.2 グロブ 13.3 グロブのもう1つの書き方 13.4 ディレクトリハンドル 13.5 再帰的なディレクトリ処理 13.6 ファイルとディレクトリの取り扱い 13.7 ファイルを削除する 13.8 ファイルの名前を変更する 13.9 リンクとファイル 13.10 ディレクトリの作成と削除 13.11 パーミッションを変更する 13.12 ファイルのオーナーを変更する 13.13 タイムスタンプを変更する 13.14 練習問題 14章 文字列処理とソート 14.1 indexを使って部分文字列を探す 14.2 substrを使って部分文字列をいじる 14.3 sprintfを使ってデータをフォーマットする 14.3.1 sprintfを使って金額を表示する 14.4 高度なソート 14.4.1 ハッシュを値によってソートする 14.4.2 複数のキーでソートする 14.5 練習問題 15章 スマートマッチとgiven-when 15.1 スマートマッチ演算子 15.2 スマートマッチの優先順位 15.3 given文 15.4 ダムマッチ 15.5 多くの項目をwhenで扱う 15.6 練習問題 16章 プロセス管理 16.1 system関数 16.1.1 シェルの起動を避ける 16.2 exec関数 16.3 環境変数 16.4 逆クォートを使って出力を取り込む 16.4.1 リストコンテキストで逆クォートを使う 16.5 プロセスをファイルハンドルとして使う 16.6 forkを使って低レベル処理を行なう 16.7 シグナルを送受信する 16.8 練習問題 17章 上級テクニック 17.1 evalによってエラーをトラップする 17.2 grepを使ってリストから要素を選び出す 17.3 mapを使ってリストの要素を変換する 17.4 クォートなしのハッシュキー 17.5 スライス 17.5.1 配列スライス 17.5.2 ハッシュスライス 17.6 練習問題 付録A 練習問題の解答 2章の練習問題の解答 3章の練習問題の解答 4章の練習問題の解答 5章の練習問題の解答 6章の練習問題の解答 7章の練習問題の解答 8章の練習問題の解答 9章の練習問題の解答 10章の練習問題の解答 11章の練習問題の解答 12章の練習問題の解答 13章の練習問題の解答 14章の練習問題の解答 15章の練習問題の解答 16章の練習問題の解答 17章の練習問題の解答 付録B リャマを越えて B.1 豊富なドキュメント B.2 正規表現 B.3 パッケージ B.4 Perlの機能を拡張する B.4.1 ライブラリ B.4.2 モジュール B.4.3 モジュールを探してインストールする B.4.4 自分でモジュールを書く B.5 重要なモジュール B.5.1 CGIモジュール B.5.2 Cwdモジュール B.5.3 Fatalモジュール B.5.4 File::Basenameモジュール B.5.5 File::Copyモジュール B.5.6 File::Specモジュール B.5.7 Image::Sizeモジュール B.5.8 Net::SMTPモジュール B.5.9 POSIXモジュール B.5.10 Sys::Hostnameモジュール B.5.11 Text::Wrapモジュール B.5.12 Time::Localモジュール B.6 プラグマ B.6.1 constantプラグマ B.6.2 diagnosticsプラグマ B.6.3 libプラグマ B.6.4 strictプラグマ B.6.5 varsプラグマ B.6.6 warningsプラグマ B.7 データベース B.7.1 システムデータベースに直接アクセスする B.7.2 フラットなファイルのデータベースにアクセスする B.8 その他の演算子と関数 B.8.1 tr/ / /による変換 B.8.2 ヒアドキュメント B.9 数学 B.9.1 高度な数学関数 B.9.2 虚数と複素数 B.9.3 大きな数と高精度な数 B.10 リストと配列 B.10.1 mapとgrep B.10.2 splice演算子 B.11 ビット操作 B.12 フォーマット B.13 ネットワークとIPC B.13.1 System V IPC B.13.2 ソケット B.14 セキュリティ B.15 デバッグ B.16 CGI(Common Gateway Interface) B.17 コマンドラインオプション B.18 組み込み変数 B.19 さまざまな構文 B.20 リファレンス B.20.1 複雑なデータ構造 B.20.2 オブジェクト指向プログラミング B.20.3 無名サブルーチンとクロージャ B.21 タイ変数 B.22 演算子オーバーロード B.23 ダイナミックロード B.24 Perlをほかのプログラムに組み込む B.25 他の言語からPerlへの変換 B.26 findコマンドラインをPerlに変換する B.27 コマンドラインオプションを受け取る B.28 ドキュメントを埋め込む B.29 ファイルハンドルをオープンするほかの方法 B.30 ロケールとUnicode B.31 スレッドとフォーク B.32 グラフィカルユーザインターフェース(GUI) B.33 そしてまだまだ続く…… 索引