「Perlの達人になるには何が必要なのか。確かに知識も必要だが、もっと大切なのは、Perl言語で遊び、驚きを見つけ、自らもそのようなものを作り出すような好奇心だろう。(中略)ほとんどのハックには、2つの部分がある。今すぐ解決しなければならない目の前の問題と、他の状況にも応用できるより深くて精妙なテクニックだ。すべてのハックは、研究する価値を持っている。」(本書『はじめに』より) 世界でもっとも優れたPerlの達人たちが101種のヒント、トリック、テクニックを披露する。Perlプログラマの必読書。
Perl Hacks
―プロが教えるテクニック & ツール101選
chromatic, Damian Conway, Curtis "Ovid" Poe 著、株式会社ロングテール/長尾 高弘 訳
- TOPICS
- Hacks , Programming , System/Network , Perl
- 発行年月日
- 2007年01月
- PRINT LENGTH
- 352
- ISBN
- 978-4-87311-314-2
- 原書
- Perl Hacks
- FORMAT
目次
クレジット はじめに 1章 効率よく仕事を進めるためのハック 1 FirefoxにCPANショートカットを加えよう 2 Perldoc活用法 3 Perlドキュメントをオンラインでブラウズしよう 4 シェルエリアス活用法 5 VimのなかでPerl識別子にオートコンプリートをかけよう 6 Perl用の最良のEmacsモードを使おう 7 ローカルスタイルを貫こう 8 動かないPerlコードをセーブしない 9 チェックイン時に自動的にコードを整形しよう 10 Vimのなかからテストを実行しよう 11 EmacsからPerlを実行しよう 2章 ユーザーインターフェイス 12 UIとして$EDITORを使おう 13 コマンド行で対話的にやり取りしていることを確かめるには 14 端末とのやり取りを単純化しよう 15 Macからの警告 16 対話的なグラフィカルアプリケーション 17 設定情報を集めるために 18 Webを書き直せ 3章 データ操作 19 ファイルを配列として扱おう 20 ファイルを逆に読もう 21 データソースとしてスプレッドシートを使おう 22 データベースコードを括り出そう 23 SQLライブラリを作ろう 24 SQLを使わずにダイナミックにデータベースにクエリーを発行しよう 25 データベースカラムをバインドしよう 26 コストの高いデータを反復生成しよう 27 反復子から複数の値を引き出そう 4章 モジュールの操作 28 長いクラス名を短くしよう 29 モジュールパスを管理しよう 30 書き換えたモジュールを再ロードしよう 31 個人バンドルを作ろう 32 モジュールのインストールを管理しよう 33 モジュールパスをあらかじめ解決しておこう 34 標準モジュールツールキットを作ろう 35 チュートリアルからデモを書こう 36 外から悪いコードを置き換えよう 37 CPANに乾杯 38 例外条件を磨こう 39 CPANモジュールをローカルで探そう 40 単体のPerlアプリケーションのパッケージを作ろう 41 独自のレキシカルな警告を作ろう 42 モジュールのバグを見つけてレポートしよう 5章 オブジェクトのハック 43 オブジェクトを裏返そう 44 (ほとんど)ただでオブジェクトをシリアライズしよう 45 属性を使って情報を追加しよう 46 メソッドを本当にプライベートなものにする 47 メソッド引数の自動宣言 48 リモートオブジェクトへのアクセスを制御しよう 49 オブジェクトを本当にポリモーフィックなものにしよう 50 アクセッサを自動生成しよう 6章 デバッグ 51 コンパイルエラーを早く見つけよう 52 見えない文字を見えるようにしよう 53 テストケースを使ってデバッグしよう 54 コメントでデバッグしよう 55 エラーが起きたときにソースコードを表示しよう 56 無名関数のソースコードを復元しよう 57 無名サブルーチンに名前をつけよう 58 サブルーチンのソースを見つけよう 59 デバッガをカスタマイズしよう 7章 プログラマのトリック 60 ディストリビューションを簡単に再構築できるようにしよう 61 仕様書を使ってテストしよう 62 開発者テストとユーザーテストを分離しよう 63 自動的にテストを実行しよう 64 テスト失敗の診断をカラーで見よう 65 生きているコードをテストしよう 66 ベンチマークを出し抜け 67 自分用のPerlをビルドしよう 68 テストスイートをメモリに常駐させて実行しよう 69 厳しい環境をシミュレートしてテストしよう 8章 自分のコードを知れ 70 いつ何が起きているのかを理解しよう 71 データ構造を見てみよう 72 関数を安全に見つけよう 73 何がいつからコアモジュールなのかを把握しよう 74 使われているすべてのモジュールをトレースしよう 75 パッケージにふくまれるすべてのシンボルを見つけよう 76 クロージャのなかを覗こう 77 すべてのグローバル変数を見つけよう 78 サブルーチンの中身を覗こう 79 インポートされた関数を探そう 80 プログラムサイズをプロファイリングしよう 81 Perlプロセスの再利用 82 オペコードをトレースしよう 83 独自の警告を書こう 9章 Perlの達人になるために 84 dualvarでデータを倍のサイズにしよう 85 ソフトリファレンスを実リファレンスに書き換えよう 86 悩ましい部分を最適化しよう 87 ハッシュに鍵をかけよう 88 スコープの末尾で終了処理をしよう 89 関数の変わった呼び出し方 90 シーケンスを自由自在に 91 エラーチェックコードを減らそう 92 もっと賢い値を返そう 93 アクティブな値を返そう 94 Perlに独自構文を追加しよう 95 ソースフィルタでセマンティックスを変更する 96 XSなしで共有ライブラリを使おう 97 1つのTCPポートで2つのサービスを実行しよう 98 ディスパッチテーブルを改良しよう 99 近似値を追跡しよう 100 演算子をオーバーロードしよう 101 遊びから学ぼう 索引