入門 GNU Emacs 第2版

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発行年月日
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608
ISBN
4-90090-083-4
原書
Learning GNU Emacs, 2nd Edition
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5,280円
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Linuxを始めとするUNIX環境における、標準的なエディタであり、メールリーダでもあり、開発環境やデスクトップ環境としても優れた機能を持つEmacsの実践的な操作ガイドです。公式なマニュアルとちがって、すべてのコマンドを完全網羅はしていませんが、エディタ、ディレクトリ操作、メール・ニュースリーダ、文書処理、各種プログラミングモード、カスタマイズやLISPプログラミング、マクロの記述、X環境、バージョン管理機能など、ほとんどすべての機能について、豊富な操作画面や入力例をもとに初心者にもわかりやすく解説しました。Emacsの操作を覚えたい人に最適です。

目次

はじめに

1章 Emacs入門
        1.1     Emacsへようこそ!
        1.2     ファイルとバッファ
        1.3     モードについて
        1.4     Emacsの起動
        1.5     Emacsの画面
        1.6     Emacsのコマンド
        1.7     ファイルのオープン
        1.8     ファイルのセーブ
        1.9     Emacsの終了
        1.10    ヘルプの表示
        1.11    まとめ
        1.12    起こりがちな問題

2章 ファイルの編集
        2.1     カーソルの移動
        2.2     テキストの削除
        2.3     削除した内容の復元
        2.4     マークしたテキストの削除/移動/コピー
        2.5     段落の清書
        2.6     編集上のトリックとショートカット
        2.7     コマンドの中止と変更の取り消し
        2.8     Emacsの簡単なカスタマイズ
        2.9     起こりがちな問題

3章 検索と置換
        3.1     各種の検索方法
        3.2     検索と置換
        3.3     スペルチェック
        3.4     単語略称モード
        3.5     起こりがちな問題

4章 バッファとウィンドウの使用
        4.1     ファイル、バッファ、ウィンドウ
        4.2     複数のバッファの取り扱い
        4.3     ウィンドウの取り扱い
        4.4     ブックマークによる位置の記憶
        4.5     Emacsの一時的な中断
        4.6     複数のXウィンドウの取り扱い
        4.7     起こりがちな問題

5章 作業環境としてのEmacs
        5.1     シェルバッファでのUNIXコマンドの実行
        5.2     ファイルとディレクトリの操作
        5.3     Emacsでの印刷の実行
        5.4     スケジュール管理ツールの使い方
        5.5     Emacsの作業環境の使用

6章 電子メールとUsenetニューズ
        6.1     メール
        6.2     Emacsでのメールの送信
        6.3     Emacsでのメールの受信
        6.4     GnusによるUsenetニューズの購読
        6.5     読みたいグループの選択

7章 InternetツールキットとしてのEmacs
        7.1     Telnetモードの使い方
        7.2     Ange-ftpモード
        7.3     W3によるWebのブラウズ
        7.4     起こりがちな問題

8章 簡単なテキスト清書機能と特殊編集機能
        8.1     テキストの字下げ
        8.2     テキストのセンタリング
        8.3     改ページの挿入
        8.4     矩形編集
        8.5     簡単な図の作成
        8.6     アウトラインモードの使用

9章 テキストのマークアップ
        9.2     troff/nroff用のマークアップ
        9.3     TEXとLATEX用のマークアップ
        9.4     HTMLの記述
        9.5     html-helperモードの使い方

10章 マクロの書き方
        10.1    マクロとは
        10.2    マクロの定義
        10.3    既存のマクロへの追加
        10.4    マクロの命名と保存
        10.5    名前つきマクロの実行
        10.6    複雑なマクロの作成
        10.7    マクロの先にあるもの

11章 Emacsのカスタマイズ
        11.1    キーボードのカスタマイズ
        11.2    端末のサポート
        11.3    Emacsの変数
        11.4    Emacs LISPパッケージ
        11.5    auto-modeのカスタマイズ

12章 プログラマのためのEmacs
        12.1    言語モード
        12.2    CモードとC++モード
        12.3    LISPモード
        12.4    FORTRANモード
        12.5    プログラムのコンパイル

13章 Emacs LISPプログラミング
        13.1    LISP入門
        13.2    LISPの基本関数
        13.3    便利な組み込みEmacs関数
        13.4    メジャーモードのプログラミング
        13.5    既存のモードのカスタマイズ
        13.6    独自のLISPライブラリの構築

14章 EmacsとX
        14.1    ユーザーインターフェイスの機能
        14.2    Xのフォントやカラーの利用
        14.3    Xの表示のカスタマイズ
        14.4    .Xdefaultsファイルによるカスタマイズ
        14.5    属性、フレーム、メニュー、マウスイベント
        14.6    Xサーバとのやり取り
        14.7    善きXプログラミングスタイル

15章 バージョン管理
        15.1    バージョン管理の目的
        15.2    バージョン管理の概念
        15.3    VCの基本的な仕組み
        15.4    コメントバッファの編集
        15.5    VCコマンドの概要
        15.6    VCモードのインジケータ
        15.7    どのバージョン管理システムが使われるのか
        15.8    個々のVCコマンド
        15.9    VCのカスタマイズ
        15.10   VCの拡張
        15.11   VCの限界
        15.12   VCの有効利用

16章 オンラインヘルプ
        16.1    補完
        16.2    ヘルプコマンド
        16.3    複雑なEmacsコマンドのヘルプ

付録A Emacsの入手方法
        A.1     InternetからのFTPによる入手
        A.2     ファイルの伸張と展開
        A.3     Free Software Foundation
        A.4     FSF以外のCD-ROM販売業者
        A.5     Emacsの作成
付録B Emacsのカスタマイズの取り消し
付録C Emacsの変数
付録D Emacs LISPパッケージ
付録E バグとバグフィックス
付録F 声明文
        F.1     GNU一般公有使用許諾
        F.2     GNU宣言
付録G 与えよ、さらば与えられん
付録H クイックリファレンス
付録I      GNU Emacsでの日本語処理
        I.1 Muleの多言語処理と日本語
        I.2 Emacs 20について
        I.3 日本語参考文献/参考サイト
用語集
索引