長い歴史を持つBSD系Unixをさらに便利に使いこなすためのTipsを集めたのが本書です。Unixの初心者から中、上級者までレベルに応じて楽しむことができます。それぞれのHacksは「ユーザ環境のカスタマイズ」「ファイルとファイルシステム」「ブートとログイン環境」「バックアップ」「ネットワーク」「システムのセキュリティ」などのテーマ別にまとめられ、さらに高度な手法も紹介しています。FreeBSD、OpenBSD、NetBSD、Darwin(Mac OS X)などに対応。
BSD Hacks
―プロが使うテクニック & ツール 100選
Dru Lavigne 著、桃井 康成 監修、林 秀幸 訳
- TOPICS
- Hacks , System/Network
- 発行年月日
- 2005年03月
- PRINT LENGTH
- 512
- ISBN
- 4-87311-218-4
- 原書
- BSD Hacks
- FORMAT
目次
監修者まえがき クレジット はじめに 1章 ユーザ環境のカスタマイズ 1. デフォルトのシェルを最大限に活用 2. tcshシェルの便利な設定ファイルオプション 3. シェルのバインディングを作成 4. ターミナルとXのバインディングを使用 5. ターミナルでマウスを使用 6. 日替わりで雑学を表示 7. スクリーンをロック 8. ごみ箱ディレクトリを作成 9. ユーザの設定をカスタマイズ 10. 複数のシステムの環境を保守 11. 対話形式でシェルを使用 12. 1つのターミナルで複数のスクリーンを使用 2章 ファイルとファイルシステム 13. ファイルを見つける 14. grepを最大限に活用 15. sedでファイルを処理 16. コマンドラインでテキストの形式を整形 17. 区切り文字のジレンマ 18. DOSのフロッピーを使用 19. サーバなしでWindowsの共有ファイルにアクセス 20. ディスクの無駄づかいをなくす 21. 一時的ファイルとスワップスペースを管理 22. mtreeでディレクトリ構造を再現 23. システムのゴーストを作成 3章 ブートとログイン環境 24. デフォルトのブートメニューをカスタマイズ 25. ブートプロセスを保護 26. ヘッドレスシステムを動作させる 27. ヘッドレスサーバのログをリモートに記録 28. ターミナルのログインバナーを取り去る 29. Blowfishハッシュでパスワードを保護 30. パスワードポリシーの準拠を監視 31. 効果的で再利用できるパスワードポリシーを作成 32. 覚えやすいパスワードを自動的に生成 33. ワンタイムパスワードを使用 34. ログインを制限 4章 バックアップ 35. SMBFSでFreeBSDをバックアップ 36. 移植性の高いPOSIXアーカイブを作成 37. 対話形式でコピー 38. ネットワークを越えて安全にバックアップ 39. リモートバックアップを自動化 40. PostgreSQLデータベースのデータのダンプを自動化 41. クロスプラットフォームのクライアントサーバのバックアップをBaculaで実行 5章 ネットワーク 42. リモートからログインしてコンソールメッセージを見る 43. 別のMACアドレスを使用 44. 多数の無線NICを設定 45. インターネットの破滅的な障害を乗り切る 46. tcpdumpを使いこなす 47. DNSレコードとツールを理解 48. メールクライアントなしで電子メールを送受信 49. なぜsendmailが必要なのか 50. 電子メールを保留して後で配信 51. FTPを最大限に活用 52. コマンドを分散して実行 53. 対話形式でリモート管理を実施 6章 システムのセキュリティ 54. カーネルから不要な機能を取り除く 55. FreeBSDのアクセス制御リスト 56. ファイルをフラグで保護 57. MACでセキュリティを強化 58. 組み込みの変更監視ユーティリティとしてmtreeを使用 59. Snort、ACID、MySQL、FreeBSDで侵入検知 60. ハードディスクを暗号化 61. sudoの注意事項 62. sudoscript 63. sshサーバを制限 64. IPフィルタのルールセットをスクリプトで切り替え 65. PFを使用して無線ネットワークを保護 66. ファイアウォールのルールを自動的に生成 67. セキュリティパッチの適用を自動化 68. Windowsコンピュータのネットワークでウイルスをスキャン 7章 高度な手法 69. 各種のアプリケーション向けにFreeBSDをチューニング 70. FreeBSDのトラフィックシェーピングで帯域を制御 71. 応急修理キットを作成 72. FreeBSDの復旧手順を実施 73. GNUデバッガでバッファオーバフローを解析 74. Webサーバのログを統合 75. ユーザとの対話をスクリプトで処理 76. 展示会のデモを作成 8章 最新バージョンに維持 77. インストールを自動化 78. FreeBSDを新たにインストール 79. /etcの変更を安全に統合 80. 更新を自動化 81. パッケージリポジトリを作成 82. portsツリーなしでportsをビルド 83. CTMでportsを最新バージョンに維持 84. portsを追跡 85. portsを以前のバージョンに戻す 86. 独自の起動スクリプトを作成 87. NetBSDパッケージのビルドを自動化 88. Unixアプリケーションを簡単にMac OS Xにインストール 9章 BSDを完全に理解 89. どうやって情報を探せばよいのか 90. 独自のマニュアルページを作成 91. マニュアルページを最大限に活用 92. パッチの適用と理解と作成 93. ハードウェア情報を表示 94. ユーザの動作を調べる 95. スペルチェック 96. 合図を出して予定どおりに行動 97. ネイティブのJavaアプリケーションを実行 98. 電子メールの署名を自動的に入れ替え 99. 便利なコマンドライン 100. Xの楽しみ方 索引