本書はPalmアプリケーションを開発するためのあらゆる知識をカバーする決定版です。改訂にあたり、簡単なアプリケーションを作成するチュートリアル(CodeWarriorとPRC-Toolsのインストール、使用法の説明も含む)、メモリマネージャAPI、すべてのUI部品の例題などを追加しました。既存の章の内容もOSの変更や読者からのコメントに基づいて大幅に更新、追加し、またコンジットの章は新しいコンジット開発キットを使うように書き直しました。本書は、趣味のアプリケーションから業務系アプリケーションまでのさまざまなPalmアプリケーション開発を志すPalmプログラマ必携の実用ガイドです。
Palm OS プログラミング 第2版
Neil Rhodes, Julie McKeehan 著、青柳 龍也 監訳、佐藤 信彦 訳
- TOPICS
- Programming
- 発行年月日
- 2003年01月
- PRINT LENGTH
- 760
- ISBN
- 4-87311-114-5
- 原書
- Palm OS Programming, 2nd Edition
- FORMAT
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目次
はじめに
Ⅰ部 Palm OSの概要
1章 Palmソリューション
1.1 Palm社はどのように成功したのか
1.2 魔法の方程式の要素
1.3 運びやすいこと
1.4 安価なこと
1.5 拡張できること
1.6 デスクトップコンピュータとの接続が簡単なこと
1.7 役に立ち、簡単に使えること
1.8 Palmデバイス用アプリケーションの設計
1.9 まとめ
2章 技術面の概要と開発環境
2.1 Palm OSの概要
2.2 コンジットの概要
2.3 ハンドヘルドアプリケーションの開発環境
2.4 その他の開発環境
2.5 高レベルフォーム開発環境
2.6 お勧めのハンドヘルド開発環境
2.7 コンジットの開発
2.8 まとめ
3章 ソリューションの設計
3.1 Palm OSのUI部品
3.2 特定のユーザを想定した設計
3.3 優れた設計のフォーム
3.4 設計に関するその他の問題
3.5 Salesアプリケーションの有用性
3.6 SalesアプリケーションのUI
3.7 Salesアプリケーションの設計
3.8 コンジットの設計
3.9 まとめ
Ⅱ部 Palmアプリケーションのプログラミング
4章 チュートリアル
4.1 POSE
4.2 CodeWarrior
4.3 PRC-Tools
4.4 OReilly Sampleプロジェクトのインストール
4.5 ハンドヘルドへのPRCのインストール
4.6 POSEへのPRCのインストール
4.7 サンプルアプリケーションの修正
5章 アプリケーションの構成
5.1 用語の説明
5.2 Palm OSの慣習
5.3 Palm OSとアプリケーション
5.4 簡単なアプリケーション..OReilly Starter
5.5 アプリケーションが呼び出されるその他の場合
5.6 例
5.7 まとめ
6章 メモリマネージャ
6.1 メモリの種類
6.2 動的なメモリの割り当て
6.3 スタック領域
6.4 大きなデータの処理
6.5 所有者ID
6.6 カードとローカルID
6.7 効率的なメモリの使用
6.8 MemoryTestAPIsの例
6.9 まとめ
7章 Palmアプリケーションのデバッグ
7.1 POSE
7.2 デバッグ用Graffitiショートカット
7.3 ソースレベルデバッグ
7.4 グレムリン
7.5 エラーマネージャ
7.6 Palm OSのソース
7.7 PalmDebuggerの低レベルデバッグ
7.8 デバイスのリセット
7.9 Mac OSでのシミュレータの利用
7.10 リリース/デバッグターゲット
8章 リソースとフォーム
8.1 リソース
8.2 フォームの特性
8.3 フォームイベント
8.4 フォームレベルAPI
8.5 モードレスフォーム
8.6 アラート
8.7 モーダルダイアログボックス
8.8 Salesアプリケーションのフォーム
9章 フォームオブジェクト
9.1 フォームオブジェクトの特性
9.2 フォームオブジェクトのイベント
9.3 フォームオブジェクトのAPI
9.4 フォームオブジェクトのタイプ
9.5 Salesアプリケーションのフォームとフォームオブジェクト
10章 データベース
10.1 データベースとレコードの概要
10.2 データベースのオープン、作成、クローズ
10.3 レコードの操作
10.4 Salesアプリケーションのデータベース
10.5 まとめ
11章 メニュー
11.1 メニューのUI
11.2 メニューリソース
11.3 メニューに必要なコード
11.4 Salesアプリケーションにメニューを追加する
11.5 まとめ
12章 その他の重要なトピック
12.1 検索
12.2 データ交換
13章 通信機能
13.1 シリアル通信
13.2 TCP/IP通信
Ⅲ部 コンジットの設計
14章 コンジット入門
14.1 コンジットの概要
14.2 バックアップコンジットの利用
14.3 登録と削除
14.4 デスクトップAPIの利用
14.5 コンジットのエントリポイント
14.6 HotSyncログ
14.7 HotSyncボタンが押されると何が起こるのか?
14.8 Conduit Inspectorを利用したコンジットの動作確認
14.9 POSEからの同期
14.10 最小限のSalesコンジットの作成
15章 コンジットによるデータ転送
15.1 コンジットに必要な機能
15.2 データの格納場所
15.3 データベースの作成、オープン、クローズ
15.4 ハンドヘルドへのデータの移動
15.5 デスクトップへのデータの移動
15.6 HotSync Progressダイアログボックスを動かし続ける
15.7 HotSyncボタンが押されると
15.8 ポータビリティの問題
15.9 Salesコンジット
16章 双方向の同期
16.1 同期のロジック
16.2 MFCコンジットフレームワーク
16.3 ジェネリックコンジットフレームワーク
16.4 ジェネリックコンジットのクラス
16.5 ウィザードを使った最小限のジェネリックコンジットの作成
16.6 独自のファイルフォーマット
16.7 カテゴリの操作
16.8 ジェネリックコンジットを利用したSalesコンジット
Ⅳ部 付録
付録A 参考情報
A.1 本書のWebサイト
A.2 公式Palmデベロッパーサイト
A.3 Palmプログラミングのメーリングリスト
A.4 サードパーティによるPalmプログラミング情報
付録B PilRCのマニュアル
B.1 使い方
B.2 マニュアルの表記
B.3 リソース言語のリファレンス
B.4 国際化サポート
B.5 既知のバグ
付録C Palm OS 5
C.1 はじめに
C.2 Palm OS 5.0の特徴
C.3 ベンチマーク
C.4 開発方法
C.5 おわりに
索 引