インターネットを支える基盤技術であるルーティングは、ネットワーク管理者にとって必要不可欠な知識です。万一、障害が起こったときでも、ルーティングについてしっかりとした知識があれば、うまく対処することができるでしょう。
本書はルーティングの概念をつかむにはぴったりの教材です。RIP-1、RIP-2、IGRP、EIGRP、OSPF、BGP-4といった主要なルーティングプロトコルについて基礎からていねいに解説しています。複雑で難解なルーティングの仕組みを身近なことに例えてできるだけ平易に説明していますので、ルーティングに関する知識をしっかり身に付けることができるはずです。ルーティングの仕組みについての基本的なことだけでなく、実践に生かすことのできる情報が詰まっています。
入門 IPルーティング
Ravi Malhotra 著、清水 奨 訳
- TOPICS
- Web
- 発行年月日
- 2002年08月
- PRINT LENGTH
- 320
- ISBN
- 4-87311-085-8
- 原書
- IP Routing
- FORMAT
正誤表
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正誤表1 - 2002年9月
入門IPルーティング 第1刷正誤表
2002年9月19日更新
位置
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誤
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正
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p5 中段のコード |
ip route 146.1.0.0 255.255.0.0 interface Ethernet0
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ip route 146.1.0.0 255.255.0.0 Ethernet0
※原著者による訂正。
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p36 図2-7 |
SantaFe
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SantaFe
192.100.1.32/28
※原著者による訂正。
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p41 ルータAmesのルーティングテーブル下から3行目 |
R 172.16.1.0 [120/2] via 172.16.251.1, 0:00:09, Serial1
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R 172.16.1.0 [120/2] via 172.16.251.1, 0:00:21, Serial0
※原著者による訂正。
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p106 ルータChicagoのコードブロックの12行目 |
ip address 172.16.250.9 255.255.255.0
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ip address 172.16.250.9 255.255.255.252
※原著者による訂正。
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p106 ルータAmesのコードブロックの8行目 |
ip address 172.16.250.10 255.255.255.0
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ip address 172.16.250.10 255.255.255.252
※原著者による訂正。
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p106 ルータAmesのコードブロックの13行目 |
ip address 172.16.250.6 255.255.255.0
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ip address 172.16.250.6 255.255.255.252
※原著者による訂正。
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p184 1行目 |
隣接関係を結ぶABR
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隣接関係を結ぶABRのルータID
※原著者による訂正。
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p268 1番目のコードブロックの最終行 |
distribute-list 1 out interface Ethernet1
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distribute-list 1 out Ethernet1
※原著者による訂正。
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目次
訳者まえがき はじめに 1章 はじめの一歩 1.1 IPルーティングとは? 1.2 直接接続されているネットワーク 1.3 スタティックルーティング 1.4 ダイナミックルーティング 1.5 ルーティングテーブル 1.6 基礎となっているプロセス 1.7 まとめ 2章 RIP 2.1 RIPを動かしてみよう 2.2 RIPにおける最短パスの割り出し 2.3 収束 2.4 サブネットマスクの扱い 2.5 経路の要約 2.6 デフォルトルート 2.7 RIPのチューニング 2.8 まとめ 3章 IGRP 3.1 IGRPを動かしてみよう 3.2 IGRPの動作 3.3 収束の高速化 3.4 経路の要約 3.5 デフォルトルート 3.6 クラスフルな経路探索 3.7 まとめ 4章 EIGRP 4.1 EIGRPを動かしてみよう 4.2 EIGRPメトリック 4.3 EIGRPの動作 4.4 可変長サブネットマスク(VLSM) 4.5 経路の要約 4.6 デフォルトルート 4.7 EIGRPのトラブルシューティング 4.8 まとめ 5章 RIP-2 5.1 RIP-2を動かしてみよう 5.2 RIP-2のパケットフォーマット 5.3 RIP-1とRIP-2の互換性 5.4 クラスフルルーティングとクラスレスルーティング 5.5 クラスフルな経路探索とクラスレスな経路探索 5.6 認証 5.7 経路の要約 5.8 まとめ 6章 OSPF 6.1 OSPFを動かしてみよう 6.2 OSPFメトリック 6.3 定義とコンセプト 6.4 OSPFの動作 6.5 経路の要約 6.6 デフォルトルート 6.7 仮想リンク 6.8 デマンドサーキット 6.9 スタブ、完全スタブ、準スタブエリア 6.10 NBMAネットワーク 6.11 OSPF設計における経験則 6.12 OSPFのトラブルシューティング 6.13 まとめ 7章 BGP-4 7.1 準備 7.2 BGPを動かしてみよう 7.3 BGPの動作 7.4 ロードバランス 7.5 経路フィルタ 7.6 インターネットへの接続 7.7 ISPの選択 7.8 BGPのトラブルシューティング 7.9 まとめ 8章 運用管理 8.1 経路フィルタ 8.2 ルーティング情報源の信頼性 8.3 経路の再配布 8.4 パスの最大数 8.5 まとめ 用語集 参考文献 索引