本書はLAN、インターネットにおける様々なトラブルシューティングに役立つツールを網羅的に紹介した書です。設定、解析、測定、その他のツール群を各環境や目的別におよそ90種類ほど紹介し、実際のトラブル修復に役立てられるよう工夫されています。ネットワークは今やさまざまな企業での重要なインフラとなり、トラブル発生時には速やかに対処しなければなりません。本書はそのような時に役立つ、まさにネットワーク管理者必携の書です。
ネットワークトラブルシューティングツール
Joseph D. Sloan 著、鷺谷 好輝 訳
- TOPICS
- Web , Security , System/Network
- 発行年月日
- 2002年04月
- PRINT LENGTH
- 384
- ISBN
- 4-87311-080-7
- 原書
- Network Trouble Shooting Tools
- FORMAT
目次
はじめに 1章 ネットワーク管理とトラブルシューティング 1.1 トラブルシューティングの一般的なアプローチ 1.2 トラブルシューティング用ツールの必要性 1.3 トラブルシューティングと管理 1.3.1 ドキュメント化 1.3.2 管理面での習慣 2章 ホストの設定 2.1 ユーティリティ 2.1.1 ps 2.1.2 top 2.1.3 netstat 2.1.4 lsof 2.1.5 ifconfig 2.1.6 arp 2.1.7 検査ツール 2.2 システムの設定ファイル 2.2.1 基本的な設定ファイル 2.2.2 設定プログラム 2.2.3 カーネル 2.2.4 起動ファイルとスクリプト 2.2.5 その他のファイル 2.3 Windowsプラットフォームの場合 3章 接続性のテスト 3.1 ケーブル 3.1.1 新しいケーブルの敷設 3.1.2 既存のケーブルの保守 3.1.3 ケーブルのテスト 3.2 アダプタのテスト 3.3 ソフトウェアを利用したテスト:ping 3.3.1 pingとは 3.3.2 pingの仕組み 3.3.3 pingの問題点 3.3.4 pingに代わる手段 3.4 Windowsプラットフォームの場合 4章 パスの特性 4.1 traceroute:ネットワークパスの検出 4.1.1 tracerouteのオプション 4.1.2 tracerouteの問題点 4.2 パスのパフォーマンス 4.2.1 パフォーマンスの測定 4.2.2 帯域幅の測定 4.2.3 スループットの計測 4.2.4 トラフィックの計測:netstat 4.3 Windowsプラットフォームの場合 5章 パケットのキャプチャ 5.1 パケットキャプチャツール 5.2 トラフィックへのアクセス 5.3 データのキャプチャ 5.4 tcpdump 5.4.1 tcpdumpの使い 5.4.2 tcpdumpのオプション 5.5 解析ツール 5.5.1 sanitize 5.5.2 tcpdpriv 5.5.3 tcpflow 5.5.4 tcp-reduce 5.5.5 tcpshow 5.5.6 tcpslice 5.5.7 tcptrace 5.5.8 trafshow 5.5.9 xplot 5.5.10 その他のパケットキャプチャツール 5.6 パケットアナライザ 5.6.1 ethereal 5.7 パケットキャプチャの問題点 5.7.1 スイッチのセキュリティ 5.7.2 スニッファ対策 5.8 Windowsプラットフォームの場合 6章 デバイスの検出とマップ化 6.1 トラブルシューティングと管理 6.1.1 管理ソフトウェアの特徴 6.1.2 デバイスの検出とマップ化のツール 6.1.3 製品の選択 6.2 デバイスの検出 6.2.1 IPアドレスの管理 6.2.2 nmap 6.2.3 arpwatch 6.3 デバイスの識別子 6.3.1 スタックフィンガープリント 6.3.2 queso 6.3.3 nmap:パートII 6.4 スクリプト 6.4.1 Tcl/Tkとscotty 6.5 マップ化/ダイアグラム化 6.5.1 tkined 6.6 セキュリティと組織の方針 6.7 Windowsプラットフォームの場合 6.7.1 cyberkit 6.7.2 その他のツール 7章 SNMPを利用した デバイスの監視 7.1 SNMPの概要 7.2 SNMPベースの管理ツール 7.2.1 NET SNMP(UCD SNMP) 7.2.2 scotty 7.2.3 tkined 7.3 SNMP以外のアプローチ 7.4 Windowsプラットフォームの場合 7.4.1 WindowsでのSNMPの設定 7.4.2 SNMPツール 7.4.3 その他のオプション 8章 パフォーマンスの計測ツール 8.1 いつ、どこで、何を…… 8.2 ホスト監視ツール 8.3 ポイント監視ツール 8.3.1 ntop 8.4 ネットワーク監視ツール 8.4.1 mrtg 8.4.2 rrdと次期バージョンのmrtg 8.4.3 cricket 8.5 RMON 8.6 Windowsプラットフォームの場合 8.6.1 Windows版のntopとmrtgとcricket 8.6.2 getif 9章 接続プロトコルのテスト 9.1 パケット注入ツール 9.1.1 カスタムパケットのジェネレータ 9.1.2 負荷ジェネレータ 9.2 ネットワークのエミュレータとシミュレータ 9.2.1 NISTNet 9.2.2 nsとnam 9.3 Windowsプラットフォームの場合 10章 アプリケーションレベルのツール 10.1 アプリケーションプロトコル用のツール 10.1.1 電子メール 10.1.2 HTTP 10.1.3 FTPとTFTP 10.1.4 ネームサービス 10.1.5 ルーティング 10.1.6 NFS 10.2 Windowsプラットフォームの場合 11章 その他のツール 11.1 コミュニケーションツール 11.1.1 ドキュメントの自動化 11.1.2 vnc 11.1.3 ssh 11.2 ログファイルと検査 11.2.1 syslog 11.2.2 ログファイルの管理 11.2.3 その他のログの手法 11.3 NTP 11.4 セキュリティツール 11.4.1 tripwire 11.5 Windowsプラットフォームの場合 12章 トラブルシューティングの戦略 12.1 一般的なトラブルシューティング 12.2 タスク固有のトラブルシューティング 12.2.1 インストールのテスト 12.2.2 パフォーマンスの解析とモニタリング 付録A ソフトウェアのソース A.1 ソフトウェアのインストール A.1.1 一般的なインストール手順 A.1.2 Solarisパッケージ A.1.3 Red Hatパッケージマネージャ A.1.4 FreeBSDのポートコレクション A.2 一般的な入手先 A.3 ライセンス A.4 ツールの入手先 付録B リソースと参考文献 B.1 リソース情報 B.2 話題ごとの参考情報 B.2.1 システム管理 B.2.2 TCP/IP B.2.3 固有のプロトコル B.2.4 パフォーマンス B.2.5 トラブルシューティング B.2.6 配線 B.2.7 セキュリティ B.2.8 スクリプト B.2.9 Microsoft Windows B.3 参考文献 索引