
「3.1 例:filter()」を使うパターン
データベースの問い合わせ結果を処理するコードを書いているとしよう。
- results = Database.all_objects.filter("year <= 2011")
- この results には何が含まれているだろうか?
- ● 「year <= 2011」のオブジェクト
- ● 「year <= 2011」ではないオブジェクト
どちらかよくわからないのは、filter があいまいな言葉だからだ。これでは「選択する」のか「除外する」のかわからない。filter という名前は避けるべきだ。簡単に誤解を招いてしまう。「選択する」のであれば、select() にしたほうがいい。「除外する」のであれば、exclude() にしたほうがいい。(本書 「3 章 誤解されない名前」より)
※ こちらは『リーダブルコード』の帯に記載している設問の解答記事になります。
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