『Effective Debugging』の著者であり、『ビューティフルコード』の共著者、『ビューティフルアーキテクチャ 』の共編者でもあるディオミディス・スピネリス氏が来日。翻訳者の黒川利明さんとともに、12月15日に都内の書店を訪問しました。

書泉ブックタワーを訪問した際のディオミディスさん
ディオミディスさんは、ギリシャのアテネ経済大学で教鞭をとる以外にも、多くのオープンソースソフトの開発や、学会活動、書籍の執筆などで活躍されています。オライリーの書籍以外では、エンジニアに人気の書籍『Code Reading』や『Code Quality』(いずれもマイナビ出版刊)の著者として世界的に知られています。 また、Perlの父ラリー・ウォールも優勝したことがあるIOCCC(国際難読化Cコードコンテスト)で4回の優勝経験があります。
今回は湘南で開かれた国際会議への出席の合間を縫って、丸善丸の内本店と書泉ブックタワーの2店を訪問、色紙に読者のみなさんへのメッセージを書いてくださいました。
ディオミディスさんから読者のみなさんへのメッセージ
A successful debugging session is like solving a great ctime mystery. May your programs have as few bugs as possible, and when the, inevitable, bugs appear, I wish you success and, yes, fun in exterminating them.
Happy hacking!
黒川利明氏による日本語訳
あのctimeの謎が解けた喜びこそ、デバッグの醍醐味だ。みなさんのプログラムにはバグがないことを祈りますが、どうしようもないバグに出くわしても、逃げ腰にならずに楽しく潰してください。
このメッセージはディオミディスさんの訪問の際の写真とともに両店舗に掲示されています。 ぜひ足を運んで実物をご覧になってくださいね。
Happy Hacking! Happy New Year!

丸善丸の内本店4階に掲示されているディオミディスさんの直筆メッセージ