本書の執筆に際して行った成功起業家やCEOへのインタビューを書き起こしたテキストは、膨大な量になりました。本書はそのインタビューの中でも特に意味のある部分を抜粋して構成しています。
現在急成長中!「あなたを追跡しない検索エンジン」DuckDuckGo(ダックダックゴー)の創業者ガブリエル・ワインバーグと、スタートアップの大成功と失敗の両方を経験した成長コンサルタント、ジャスティン・メアーズが贈る、スタートアップ企業が顧客を掴むためのヒントが詰まった一冊。 272ページ |
本書の執筆に際して行った成功起業家やCEOへのインタビューを書き起こしたテキストは、膨大な量になりました。本書はそのインタビューの中でも特に意味のある部分を抜粋して構成しています。
残念ながら失敗に終わってしまったスタートアップ企業のほとんどは、市場に提供できる製品やサービスを持っていました。それらの企業に足りなかったものは「トラクション」でした。
トラクションはもともと、「地面を掴むことで生み出される推進力」を意味します。つまり、トラクションが足りないということは、推進力を得るために十分な数の顧客を掴んでいないということです。本書は、著者を含めスタートアップを成功させた創業者/スタートアップ企業のCEO/パートナーなどが持つ豊富な経験を織り交ぜて、トラクション獲得のためのフレームワークと顧客を掴むための19のチャネルを紹介します。
本書の執筆にあたって、成功したスタートアップの創業者40人以上にインタビューを行い、その他多数の企業について調査しました。その結果、スタートアップは本書で紹介する19種類のチャネルからトラクションを獲得していることを発見しました。きっとあなたのビジネスに役立つチャネルが見つかるはずです。
・バイラルマーケティング ・PR ・規格外PR ・SEM ・ソーシャル/ディスプレイ広告 ・オフライン広告 ・SEO ・コンテンツマーケティング ・メールマーケティング ・エンジニアリング ・ブログ広告 ・ビジネス開発(パートナーシップ構築) ・営業 ・アフィリエイトプログラム ・Webサイト、アプリ、SNS ・展示会 ・オフラインイベント ・講演 ・コミュニティ構築
19種類ものチャネルを検討対象にすると、本当にリソースを集中すべきチャネルを見つけ出す作業は面倒なものです。本書では、トラクション獲得のための5ステップのプロセス「ブルズアイ・フレームワーク」と、トラクション獲得に対して取るべき根本的な姿勢や計画方法を紹介します。
「トラクション獲得におけるブルズアイ・フレームワークは、製品開発におけるリーン・スタートアップの手法にあたるものです。リーンは構築すべき機能を導き出し、ブルズアイは集中すべきトラクションチャネルを導き出します。」(3章より)
ガブリエル・ワインバーグ 2013年に10億回以上の検索が行われ、2014年にリリースされたiOS 8から標準の検索エンジンとして選択できるようになったことで一躍有名になった「ユーザを追跡しない検索エンジン」DuckDuckGoの創業者。DuckDuckGo以前は、2006年にUnited Onlineに1000万ドルで売却したスタートアップ企業Opoboxの共同創業者兼CEO。エンジェル投資家でもあり、CBSやFOX、ガーディアン紙やワシントン・ポスト紙などで特集される。大学では物理学を専攻し、MITのTechnology and Policy Programで修士号を取得。 |
ジャスティン・メアーズ 2013年に数千万ドルといわれる額でRackspaceに買収されたExceptional Cloud Servicesの収益責任者を務めた。それ以前には2つのスタートアップを立ち上げており、1つはイグジットに成功し、1つは失敗に終わった。サンフランシスコで成長をテーマにしたミートアップを主催している。justinmares.comでマーケティングとパーソナルデベロップメントに関するブログを運営する。 |
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