いよいよ来週、2011年6月24日(金)発売予定の新刊『Being Geek――ギークであり続けるためのキャリア戦略』の印刷見本が、本日できあがってきました。
エンジニア人生を送る上で、より幸せなキャリアを築くために必要な考え方とヒントに満ちた本書の日本語版には、伊藤直也さん(グリー株式会社 メディア開発本部 ソーシャルメディア統括部長 プロデューサー)に「日本語版まえがき」をご寄稿いただいております。
「ギークとして生きながら、黙っていてもキャリアが成功する世の中にはまだまだ遠い。現状にあぐらをかいてはいけません。ギークとしてキャリアを成功させる、そのためには『ハック』が必要です」
「ハックを実行するには仕組みへの理解が必要です。今まで目を背けてきた場所、会社や組織。つまりあなたの居場所。そこがどんなところで、どんな仕組みなのかが分かるとしたら?ギークは会社がどんなところか理解しておくべきだし、上司が何を考えているか理解しておくべきです。キャリアのための行動とは何なのかも」
(以上、「日本語版まえがき」より)
キャリアをより素晴らしいものとして全うするためには、見なければいけないもの、知らなければいけないことがあります。そこまでの気配りが自然にできればベストなのでしょうが、ほとんどの人はそこまで器用ではありません。
ふたたび伊藤さんの言葉をお借りすると、「ギーク出身マネージャによる一冊、というところも見逃せません」とある通り、本書は、決して器用ではないギークの著者が、ギークなりに考えて懸命に乗り切ってきたキャリア上の経験則をハック的に語る、というふつうのビジネス読み物にはない語り口のキャリア戦略書です。マネージャともなると、本書の表紙にある通り、得てしてスーツに革靴の人が繰り出すビジネス用語に染まりがちですが、著者のMichael Loppはそれをよしとしません。まじめに、しかし面白く、スニーカーで仕事をするギークの目線で語ります。
きっと、多くの方に共感していただけるであろう本書『Being Geek――ギークであり続けるためのキャリア戦略』をぜひ手にとってご覧いただければと存じます。
来週発売『Being Geek』収録、伊藤直也さんによる「日本語版まえがき」をご紹介
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Fri 17 June 2011