
『データベースリライアビリティエンジニアリング ―回復力のあるデータベースシステムの設計と運用』
- Laine Campbell, Charity Majors 著、八木 和生 訳
- 2021年4月16日発売予定
- 308ページ
- ISBN978-4-87311-940-3
- 定価3,740円(税込)
テクノロジーの進化に合わせて、データベースもまた進化しています。従来のパフォーマンス、スケーラビリティが重要なことはもちろん、今日ではセキュリティ、インフラのコード化、CI/CD、クラウド活用といったタスクにも取り組んでいかなければなりません。
データベースの本質は、長期的に安定していること。つまりリライアビリティ(信頼性)です。時代とともにアーキテクチャやツールが変わってもこの原則は変わりません。本書はデータベースのリライアビリティを実現するための考え方を「データベースリライアビリティエンジニアリング」と定義して、その具体的な手法を紹介します。
はじめにDBREの基本概念を解説し、サービスレベルの定義と測定、リスク評価と管理、オペレーションの可視化に進みます。そして、データベースを取り巻くインフラストラクチャの構成管理と自動化、バックアップとリカバリ、リリースマネジメント、セキュリティ、ストレージ、アーキテクチャパターンについて踏み込んでいきます。
開発者、システム管理者、データベースの本質を究めてデータベースリライアビリティエンジニアへと進化したいDBAはもちろん、サービスのリライアビリティに関わるすべてのエンジニア必読の一冊です。
表紙の動物はサフォーク・パンチ(Suffolk Punch)です。サフォーク馬、サフォーク栗毛としても知られています。イングランドのサフォーク州発祥の荷馬であり、その栗色の毛並みと屈強さで知られます。16世紀に農耕馬として使われ始め、20世紀初頭まで広く人気を博しましたが、その後、機械化の波に押され役割を終えました。体高165~180センチ、体重約900キログラムで、クライズデールやシャイアーといった品種と比較すると、やや小さめの体躯ながら力が強く、農耕馬としては理想的な特徴を備えています。
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