
『scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習 第2版』
- Aurelien Geron 著、下田 倫大 監訳、長尾 高弘 訳
- 2020年11月4日発売予定
- 832ページ
- ISBN978-4-87311-928-1
- 定価5,280円(税込)
本書はコードを動かしながら学び、機械学習が使えるようになることを目的とした書籍です。現実的な問題を出し、サンプルデータを示しながら、機械学習で問題を解決に導くまでの一連の手法を体系立てて解説します。
深層学習以外の機械学習にはscikit-learnを使い、機械学習プロジェクトの流れ、データからモデルを学習する方法、データの処理・クリーニングなどの基礎から、特徴量の選択や過学習、データの次元削減など応用までを学びます。深層学習にはTensorFlowとKerasを使い、ニューラルネットワークの構築と訓練、ニューラルネットワークアーキテクチャ、深層学習や強化学習、さらにTensorFlowの分散処理のメカニズムや実装までを幅広く解説します。
第2版では教師なし学習と深層ネットワーク訓練手法、コンピュータビジョンテクニック、自然言語処理、TensorFlowの大規模な訓練や効率的なデータの取り扱いについての解説を拡充し、新たに畳み込みニューラルネットワークを使ったシーケンス処理とGANによる画像生成の説明を追加しました。サンプルコードはすべてTensorFlow2に準拠しています。
すべてのコードがGitHub上で公開されており、Jupyter Notebookを使って試しながら学ぶことができます。アルゴリズムの説明に終始せず、実際の業務で必要となる機械学習のスキルをまとめた本書は機械学習を学びたいエンジニア必携の一冊です。
表紙の動物は、中東に生息する両生類のムジハラファイアサラマンダー(Salamandra infraimmaculata)。体は黒く、背中と頭部に大きな黄色い斑点があるのが特徴で、これらの斑点は捕食者を寄せつけないためのものである。成長したサラマンダーは体長30センチ以上になる。
ムジハラファイアサラマンダーは、亜熱帯の川や水辺近くの森に住んでいる。地上で生活しているが、産卵は水の中で行う。主に昆虫、虫、小型甲殻類を食べるが、時には他のサラマンダーを食べることもある。オスは23年ほど、メスは21年ほど生きる。
絶滅の危機には瀕していないが、サラマンダーは減少傾向にある。繁殖を妨げる要因となる川の堰き止めと汚染がもっとも大きな脅威になっている。また、カダヤシ(mosquitofish)のような捕食魚もサラマンダーを脅かす存在だ。捕食魚は蚊の個体数を調整するだけでなく、若いサラマンダーも餌としてしまうためだ。
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