
『データサイエンスのための統計学入門 第2版 ―予測、分類、統計モデリング、統計的機械学習とR/Pythonプログラミング』
- Peter Bruce, Andrew Bruce, Peter Gedeck 著、黒川 利明 訳、大橋 真也 技術監修
- 2020年11月9日発売予定
- 396ページ
- ISBN978-4-87311-926-7
- 定価3,520円(税込)
データサイエンスにおいて重要な統計学と機械学習に関する52の基本概念と関連用語について、簡潔な説明とその知識の背景となる最低限の数式、グラフ、RとPythonのコードを提示し、多面的なアプローチにより、深い理解を促します。データの分類、分析、モデル化、予測という一連のデータサイエンスのプロセスにおいて統計学の必要な項目と不必要な項目を明確にし、統計学の基本と実践的なデータサイエンス技法を効率よく学ぶことができます。データサイエンス分野における昨今のPython人気を反映し、第1版ではRのみの対応だったコードが、今回の改訂でPythonにも対応。コードはすべてGitHubからダウンロード可能です。
表紙の動物はイワガニ(学名Pachygrapsus crassipes)です。北米、中米、韓国、日本の太平洋沿岸地域の岩の隙間や潮だまりで姿を見ることができます。陸生ですが、他のカニと同様にエラ呼吸をするため、定期的にエラを海水に浸します。エラが乾くと呼吸ができなくなるからです。イワガニは茶色の甲殻に緑色の横筋が印象的なことから、アメリカでは「lined shore crab」(縞のある海岸のカニ)と呼ばれています。赤いハサミと紫色の脚にも縞模様やまだらの模様がついています。通常は3.5センチほどの大きさまで成長しますが、メスのほうが少し小さいです。イワガニの目は眼柄と呼ばれる棒状の柔らかい組織の先についていて、回転させて視野を広げることができます。
イワガニは雑食性で、主に藻類を食べますが、軟体動物、昆虫、菌類、死んだ魚、他のカニ類も食べます。イワガニは成長の過程で何度も脱皮します。脱皮には何時間もかかり、さらに脱皮直後の体は柔らかく天敵に襲われる危険がとても高いため、体が固くなるまでは身を隠す必要があります。
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