『Mad Science――炎と煙と轟音の科学実験54』の著者、Theo Grayさんが、iPad用アプリ「元素図鑑」のPRと夏休みの旅行をかねてご家族で来日。実験器具や科学薬品がずらりと並んでいる東急ハンズがお気に入りというTheoさんは、2年に1度は日本を訪れているそうです。『Mad Science』は、Popular Science誌に連載しているコラムをまとめたもので、過激な、想像を絶する実験が満載ですが、Theoさんご本人はとても穏やかな口調の紳士で、日本語版の販売が好調で、多くの日本の読者が楽しんでいることを、とても喜んでおられました。
Theoさんはまた、強力な数式処理/数値計算ツールMathematicaの開発者としても知られており、この後は北京に移動し、今週16日から開催される"Mathematica Symposium"でスピーチをする予定とのこと。現在、オライリー・ジャパンではSal Mangano著 "Mathematica Cookbook"を翻訳中で、発売時期はまだ未定ですが、詳細がわかり次第、オライリーのWebサイトでお知らせしたいと思います。
現在、Popular Science誌の連載、Mathematicaの開発のほかにもさまざまなプロジェクトを同時進行されているとのことでしたが、新刊も執筆中とのことで、発刊が楽しみです。今後もTheoさんの動向に目が離せません。
マッドサイエンティスト!?Theo Grayさん来日!
Editor
Tue 13 July 2010