『アート・オブ・プロジェクトマネジメント』著者、Scott Berkunの最新刊『イノベーションの神話』が発売になりました(週末にかけて書店に並ぶと思います)。翻訳は前回と同じ村上雅章さんです。
この本では、数多くの文献や聞き取り調査を元に、イノベーションに関してよく知られる「神話」を明らかにし、さらにその神話の影に隠れた「現実」を探求します。単純に神話を切って捨てるのではなく、人々が神話を必要とした理由についても考察が行われ、イノベーションを社会が受け入れる(または拒絶する)条件についても理解を深めることができます。
歴史でよく知られるイノベーターたちも現在の私たちが抱えているのと同じような問題を抱えていました。そこからどうやってイノベーションを生み出したのか、その「現実」を知ることができるとても面白い本です。GoogleやFlickrの事例もあり、オライリーの技術書の読者の方にも興味を持って読んでいただける本だと思います。ぜひ店頭で手にとっていただければと思っています(担当:T)。
『イノベーションの神話』1章PDF公開
Editor
Thu 25 October 2007