「体験」こそがテクノロジを変える! - バイブル『ActionScript』の著者コリン氏、 Macromedia Flash Conference 2004 などで 緊急講演
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Wed 27 October 2004
世界的なActionScriptのエキスパートであり、『ActionScript 第2版(VOLUME1、2)』の著者であるコリン・ムック(Colin Moock)氏の講演が相次いで開催されています。その皮切りとなった Macromedia Flash Conference 2004 の特別セッション「Flash の未来はマルチユーザーにあり 〜ユニファイドコンピューティングがもたらす、人とコンピュータとの新しい関係〜」(10月22日)と、株式会社クリーク・アンド・リバー社プロフェッショナルエデュケーションセンター主催のセミナー「Macromedia Flashで広がるWebの未来 〜FlashActionScript最新技術を駆使した世界のWeb〜」(10月26日)に参加してきました。2つの講演はともに、テーマに即したWebコンテンツやアプリケーションなどの実例を示して、コメントを加えるというスタイルで進められました。氏のコメントにはそれぞれ、さまざまなアイデアの種が含まれていて、とても興味深かったです。また、両講演を通じて、コリン氏が繰り返し「体験」が持つ貴重さについて触れていたことが印象的でした。Webや関連するテクノロジによって得られる「体験」を、人間はどのように受け止め、受け入れていくのか、そうした考察の先に、コリン氏はアプリケーションの未来像を描こうとしているのだと思います。その具体化のひとつが、彼が進めるマルチユーザーサーバーUnityなのでしょう。
「未来のアプリケーションは人々が相互にコミュニケーションできるマルチユーザー機能を持つ」というコリン氏のビジョンを、実例を交えて語った Flash Conference のセッションの概要は、下記のリンクで参照できます。
Macromedia Flash Conference 2004 レポート
また、26日に行われたセミナーでは、集まったFlashクリエイターたちに、彼が注目するコンテンツを紹介しながら、クリエイターとして創り、表現するうえで必要な「遊び」と「探究」について語ってくれました。セミナーで次々と紹介された印象的なコンテンツは、下記のリンクにある彼のプレゼンシートからたどることができます(必見!)。
http://moock.org/lectures/inspirationalComputing/
(レポート:編集I)