
『Pythonによるデータ分析入門 第3版 ―pandas、NumPy、Jupyterを使ったデータ処理』
- Wes McKinney 著、瀬戸山 雅人、小林 儀匡 訳
- 2023年8月12日発売予定
- 624ページ(予定)
- ISBN978-4-8144-0019-5
- 定価4,400円(税込)
NumPy、SciPy、pandas、Matplotlib、Jupyterをはじめ、高機能で使いやすい数学・科学計算用ライブラリが充実しているPythonは、科学計算、統計解析、機械学習のみならず、金融や経済分野でも広く利用されています。本書はPythonの代表的なデータ分析ツール、pandasの開発者Wes McKinneyによる、データ分析を行うための基本を網羅しています。すべてのサンプルコードはダウンロード可能で、Jupyter Notebookで対話的に試し、実際に手を動かしながら知識を確実なものにすることが可能です。pandas 2.0に対応した待望の改訂版です。
表紙の動物は、ツパイ(学名Ptilocercus lowii)です。欧米では、golden-tailed(金の尾)あるいはpen-tailed(ペンの尾)などと呼ばれています。「golden-tailed」と呼ばれるものは、ハネオツパイ科(Ptilocercidae)ハネオツパイ属(Ptilocercus)のたった1種だけで、他のツパイはすべてツパイ科(Tupaiidae)に属します。ツパイの特徴は、長い尾と柔軟な赤褐色の毛皮です。ハネオツパイはその名のごとく、羽根ペンの羽根に似た尻尾を持ちます。
ツパイは雑食性で、主として昆虫、果物、種子、小型の脊椎動物を捕食します。主にインドネシア、マレーシアおよびタイで観察されているのですが、野生のツパイはアルコールを日常的に摂取することで知られています。マレーシアでは、ハネオツパイが自然発酵したブラタムヤシの蜜を数時間かけて飲むことが確認されています。これは度数3.8%のワイン約10~12杯に相当します。かなりの量を飲んでいるにも関わらず、ハネオツパイが酔うことはありません。強力なエタノール分解能力を持ち、人間とは違う方法でアルコールを代謝しているためです。飲酒習慣だけでなく、人間を含む哺乳動物の中で、体に占める脳の容積比が一番大きいという特徴も、ツパイは持ちます。
名前に「shrew」(トガリネズミ)が付きますが、ツパイはトガリネズミの仲間ではなく、より霊長類に近いと考えられています。そのため、ツパイは近視、心理社会的ストレスおよび肝炎といった医学的実験用に霊長類の代用として使われてきました。
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