『セキュアで信頼性のあるシステム構築 ―Google SREが考える安全なシステムの設計、実装、保守』
- Heather Adkins, Betsy Beyer, Paul Blankinship, Piotr Lewandowski, Ana Oprea, Adam Stubblefield 編、Kuma Arakawa 監訳、渡邉 了介 訳
- 2023年6月6日発売予定
- 588ページ
- ISBN978-4-8144-0025-6
- 定価5,280円(税込)
システムのセキュリティと信頼性は表裏一体です。セキュリティは、プロダクトの品質、パフォーマンス、可用性と密接にかかわるため、スケーラブルなシステムの設計と運用にとって極めて重要です。本書は、GoogleのセキュリティとSREのエキスパートが、根本からセキュアで、スケーラブルかつ信頼性の高いシステムを設計するためのベストプラクティスを紹介します。
既刊書『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』と『サイトリライアビリティワークブック』は、企業がソフトウェアシステムをスムーズに構築、デプロイ、監視、保守するうえで、サービスライフサイクル全体への取り組みが重要な理由とその方法を解説しました。本書では、システムの設計、実装、保守に関する考え方と実践法を解説します。また、ベストプラクティスに取り組むために必要となる組織の文化についても説明します。
表紙の動物はインドシナウォータードラゴン(学名Physignathus cocincinus)で、カンボジア、ラオス、ベトナム、タイ、中国を含む東南アジアの一部で見られるアガマ科のトカゲの中の種です。一般にアジアンウォータードラゴン、タイウォータードラゴン、グリーンウォータードラゴンとも呼ばれています。トカゲのこの種は通常、川、沼地、熱帯雨林などの恒久的で滞留した水源が近くにある、温暖湿潤気候の場所に生息しています。
インドシナウォータードラゴンは、最大で全長約90センチメートルまで成長することがあり、体の色は明るい緑から深緑まで幅があります。オスのほうが通常は大きく、色も鮮やかで、喉は黄、オレンジ、さらにはピンクがかった色になります。このトカゲは、後頭部から背中を貫いて長く尖った尾の付け根まで、角状に鋭く尖った鱗があり、この尾は全長のほぼ70%を占め、バランスを取ったり、捕食者から身を守ったりするために使います。昆虫、魚、鳥、小型の齧げっ歯し 類を常食とし、植物や卵を食べることもあります。
多くの爬虫類と同じく、インドシナウォータードラゴンにも頭頂部に、頭頂眼または松果眼と呼ばれる小さな光沢のある点が見られます(俗に「第三の目」とも呼ばれる)。これはウォータードラゴンのような爬虫類が、光の変化を感知して体温調節に役立てるための器官と考えられています。大半の時間を樹上で過ごしますが、泳ぐのも得意で、驚いたときには枝から水中に飛び込み、最長25分間も潜っていられます。さらに二足で走ることもできます。
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