
『ディープラーニング実践ガイド ―クラウド、モバイル、ブラウザ、エッジデバイス向けAIアプリ開発入門』
- Anirudh Koul, Siddha Ganju, Meher Kasam 著、足立 昌彦、太田 満久、新村 拓也、藤原 秀平、松田 実法 監訳、牧野 聡 訳
- 2023年4月21日発売予定
- 612ページ(予定)
- ISBN978-4-8144-0028-7
- 定価4,950円(税込)
本書では、ディープラーニングの研究で受賞歴のある3人の著者が、アイデアを現実世界の人々が使用できるものに変換するプロセスをステップバイステップで丁寧に解説します。構築するのは、クラウド、モバイル、ブラウザ、エッジデバイス向けの実用的なディープラーニングアプリケーションです。一部の章ではその章で扱うトピックの専門家をゲスト執筆者に迎えてさまざまな手法を解説しているので、読者のニーズにマッチするアプリケーションがきっと見つかるでしょう。対象読者は、ディープラーニングの世界にこれから参入したいソフトウェアエンジニアやベテランのデータサイエンティストから、AIを搭載した独自のアプリを作りたいけれど何から始めればいいのかわからないホビーストまで。
本書の表紙に描かれているのはアメリカハヤブサ(学名Falco peregrinus anatum。duck hawkとも呼ばれる)です。ハヤブサの一種であり、今日ではロッキー山脈に生息しています。北アメリカではこの種は絶滅してしまいましたが、計画的な放鳥によって雑種が健康に生息するようになりました。
ハヤブサの亜種は世界中に存在します。いずれも肉食で、体は大きく高速に飛行します。頭や翼は暗い色で、下側には淡色の模様が見られます。くちばしと脚は黄色です。目は大きく、周囲に特徴的な黒い縦長の模様があります。遠くから見ても、鋭い形状の反った翼からハヤブサを見分けられます。メスは明らかにオスよりも大きいのですが、平均するとどちらもアメリカガラスと同程度です。縄張りや巣を守るために、カッカッという特徴的な鋭い声を発します。
ハヤブサを表すperegrineという言葉には、放浪という意味もあります。巣ごもりの季節以外には遠くへ飛び回り、南極以外のすべての大陸に到達しています。これらの種が繁栄しているのは、鳥を狩ることへの適応や、さまざまな居住環境や捕食対象への適応が理由だと考えられます。ハヤブサの習性として、狩りの際の急襲が挙げられます。高所から地上あるいはその付近の鳥へ、最高時速200マイルで急降下します。体当たりを受けた鳥は、多くが即死します。地上最速の鳥というだけでは不十分で、動物界全体の中でも最速です。世界中の鷹匠がハヤブサを好むのももっともです。
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