
『入門 モダンLinux ―オンプレミスからクラウドまで、幅広い知識を会得する』
- Michael Hausenblas 著、武内 覚、大岩 尚宏 訳
- 2023年4月7日発売予定
- 256ページ(予定)
- ISBN978-4-8144-0021-8
- 定価3,080円(税込)
Linuxはサーバ、組み込み機器、スーパーコンピュータなどにおいて存在感を示してきました。近年では、オンプレミスのシステムだけではなく、クラウドサービスでも広く使われています。本書は、前半でLinuxを使いこなす上で必要な基本知識を、後半で最新情報をまとめています。Linuxの知識を体系的に整理したい、最新動向が知りたい、運用を改善したい、効率的に開発を行いたい、といった要望をかなえる内容となっています。
時代の変化に柔軟に対応できるLinux技術者を目指すなら必読の一冊です。
表紙の動物は、コウテイペンギン(学名Aptenodytes forsteri、英語名emperor penguin)です。「エンペラーペンギン」と呼ばれることもあり、現生ペンギンの最大種です。南極の厳しい環境下でも生息できるように独自の適応を遂げています。魚類、イカ、オキアミなどを捕食するため、水深500メートル以上まで、20分間も潜り続けることができます。また、ペンギンの骨は高密度で頑丈なので、強い水圧に耐えることができます。
コウテイペンギンは社会性が高く、営巣地を形成したり、狩りの際に協力的な行動をとることで、厳しい環境を生き抜いています。気温が氷点下50度以下になることもある中、大きなコロニー(繁殖地)に集まり、体を寄せ合って暖め合います。長時間海で過ごしたあとでコロニーに戻った際は、特定の巣を持たないコウテイペンギンは、独特の声で鳴いて何千羽ものペンギンの中からつがいの相手を探します。
繁殖期は冬で、メスは1個だけ卵を産み、オスが抱卵します。オスは足の上に卵を載せ、「抱卵嚢」と呼ばれる皮で覆って抱卵します。抱卵期間は2ヶ月間で、その間、警戒心の強いオスは飲まず食わずで、体重が大幅に減少することもあります。
現在、コウテイペンギンは準絶滅危惧種とされています。将来は気候変動による海氷の減少に伴い、個体数が激減するだろうと予測されています。
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