
『ハイパフォーマンスPython 第2版』
- Micha Gorelick、Ian Ozsvald 著、中山 光樹 訳
- 2023年4月14日発売予定
- 452ページ(予定)
- ISBN978-4-87311-990-8
- 定価4,290円(税込)
Pythonの高速化技法を学ぶロングセラー書の改訂版。待望のPython 3対応。本書ではCPUやメモリ使用量の観点からハイパフォーマンスなコードを書くための考え方や手法を解説します。そのために、パフォーマンスのボトルネックを測定する方法から、最適なデータ構造の選択方法、CythonやNumbaなどのコンパイラの比較、非同期処理、マルチコアCPUの活用法といった最適化のノウハウを、シンプルなサンプルプログラムを使って実際に効果を確認しながら学びます。本書で学べる考え方や手法はPython以外にも適用できるので、ハイパフォーマーを目指すプログラマーは必携の一冊です。
本書のカバーの動物は、フェルドランスです。フランス語で「槍の鉄」を意味し、主にマルティニーク島で見つかるヘビの種(Bothrops lanceolatus)に付けられる名前です。セントルシアランスヘッド(Bothrops caribbaeus)や、カイサカ(Bothrops at rox)、テルシオペロ(Bothrops asper)などのヤジリハブ属の種に対しても使われることがあります。これらの種は、クサリヘビ科(pit viper)の仲間で、その名前のとおり、窪み(pit)のように見える熱を感知する器官が、左右それぞれの目と鼻孔の間にあります。南北アメリカ大陸では、ヤジリハブ属のヘビに噛まれて死亡する人が他の属よりも多いのですが、その中でもテルシオペロとカイサカに噛まれて死亡するケースががとくに大きな割合を占めています。南米のコーヒーやバナナのプランテーション農園の労働者は、ネズミを狙って農園に集まるカイサカに噛まれることをとても恐れています。もっと気性が荒いといわれているテルシオペロは危険そのもので、中米の河川敷で日光浴や水遊びを楽しんでいるだけではありません。
全国の有名書店、Amazon.co.jpにて予約受付中です。