
『SQLではじめるデータ分析 ―クエリで行う前処理、時系列解析、コホート分析、テキスト分析、異常検知』
- Cathy Tanimura 著、大橋 真也、嶋田 健志 監訳、木下 哲也 訳
- 2023年1月26日発売予定
- 352ページ(予定)
- ISBN978-4-8144-0020-1
- 定価3,740円(税込)
クラウドの普及とともに、SQLの利用範囲は拡大し、データサイエンティストもデータベースを直接扱う機会が増えています。本書は、データ分析に関わるSQLのテクニックを学び、分析プロセスにおいてSQLを最大限に活用するためのものです。時系列解析などでは、SQLが日付・時刻の比較や処理に長けており、威力を発揮できる最たるものです。本書ではデータの前処理から始め、時系列解析、コホート分析、テキスト分析、異常検知など、SQLの操作を通じて高度なテクニックまで学ぶことができる構成になっています。サンプルコードはGitHubからダウンロード可能で、実際に手を動かしながら学ぶことができます。
表紙の動物は、ヘキサン(英語名green magpie、学名Cissa chinensis)です。カラス科に属し、インド北東部、タイ中部、マレーシア、スマトラ、ボルネオ北西部の低地常緑林や竹林に生息しています。この種は騒がしく、高い社会性を持っています。翡翠色の羽が特徴的で、赤いくちばしと目に沿って走る黒い帯とのコントラストが優美です。尾の先端は白く、翼は赤みがかっています。
騒がしく大きな鳴き声は、鋭い金属音の後、「チャップ」という短い無機的な音が入ることが特徴的です。森林の中高層に生息し、木から木へと移動するため、その姿を見る機会は限られています。樹木や大きな潅木、つる植物の絡まる場所などに巣を作ります。主に肉食であることから、狩猟カササギと呼ばれることもあります。無脊椎動物、幼鳥や卵、小型の爬虫類、哺乳類など、さまざまなものを捕食します。
ヘキサンには、羽の色が変化するという興味深い特徴があります。野生のヘキサンは翡翠のような緑色ですが、飼育下ではターコイズブルーに羽が変化します。羽が翡翠色であるのは、羽の特殊な構造により光が屈折して見える青と、餌から得られる黄色、オレンジ、赤の色素のカロテノイドによって、緑色になっているのです。しかし、カロテノイドは紫外線で破壊されるため、強い日差しに長時間さらされると翡翠色の羽がターコイズブルーへと変化するのです。
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