
『ウェブ最適化ではじめる機械学習 ―A/Bテスト、メタヒューリスティクス、バンディットアルゴリズムからベイズ最適化まで』
- 飯塚 修平 著
- 2020年11月19日発売予定
- 396ページ
- ISBN978-4-87311-916-8
- 定価3,850円(税込)
ウェブサービスの開発に携わるかぎり、ユーザにより良い体験を提供することは無視できない命題です。本書は、ウェブサービスを成長させることを目的に、ユーザの行動を定量的に評価し、改善する手法を学ぶ書籍です。
シンプルなA/B テストを第一歩に、線形モデルの導入、メタヒューリスティクス、バンディットアルゴリズム、ベイズ最適化と、機械学習の知識を紹介しながら、ウェブサイトを最適化するという現実的な問題を解くための数理的な手法を解説します。
Pythonによるサンプルコードと、グラフィカルな図版で表現された数学的なモデルを組み合わせ、機械学習と統計学の基礎を丁寧に解説しています。ウェブ最適化の手法を学びたい、機械学習の基礎を知りたい読者に最適の1冊です。
また、本書の内容見本として「まえがき」と「2章」の冒頭部分を以下からご覧になれます。
本書のカバーの動物はミドリアマモウミウシ属の一種(Hermaea bifida)です。
ウミウシは貝殻が体内に埋没、あるいは消失した貝類の総称で軟体動物門腹足綱(巻貝の仲間)に属していますが、その分類には諸説あり一定していません。
体は直線状で後方が尖っています。2本の触手を持った丸い頭部をもち、体の両側に沿ってサイズの異なる多数の有茎付属肢があります。そのうち3つのペアは、残りのものよりはるかに優れています。頭部の触手の後ろには、2つの目がはっきりと見えます。これらの下にピンクの斑点が皮膚の下で動くことが観察されています。色は白っぽく赤褐色の線があります。
本種が属する嚢舌目は、舌嚢という器官に収容された歯舌で海藻の細胞に穴を開け、内部の物質を吸い取って食物にしています。これにより体内で分岐した中腸腺が鮮やかな色をしているのが体外から観察できます。この目に属する動物には、摂取した餌に含まれる葉緑体を生きたまま中腸腺の細胞に取り込み、しばらく生かしたまま光合成を行わせて利用するものがあります。当初、この現象は単細胞藻類との共生と考えられましたが、現在は食藻の葉緑体であることが確認されています。
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