SAPエンタープライズサービスアーキテクチャ

変革の時代を勝ち抜く最新IT戦略

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内容

グローバル化が加速し、次々と新しい技術が生まれている昨今。エンタープライズサービスアーキテクチャ(ESA)はこの変革の時代を勝ち抜くために、SAPが提案する次世代の新しいサービスの概念です。ESAは、既存のアプリケーション、システムを統合して再利用するためのフレームワークで、古い体制を一変させ、ビジネスを最適化することができると期待されています。企業を成功に導くこのコンセプトの概要と重要性、そして効果的な活用方法を説きます。

目次

まえがき
はじめに
1章 コンセプトとフィロソフィー
        1.1 リーンマニュファクチャリングにおけるコンポーネント
        1.2 標準が不可欠
        1.3 柔軟性に対するビジネス上の必要性
        1.4 ESAの需要を増加させるトレンド
        1.5 アーキテクチャの転換
        1.6 ITアーキテクチャの進化
        1.7 ESAの内部
        1.8 ESAの主要価値
                1.8.1 モノリシックアーキテクチャの欠点
                1.8.2 コンポーネントとサービス
        1.9 ESAのビジネス上の価値
                1.9.1 コンポジットアプリケーション
                1.9.2 実装における手順と準拠事項
                1.9.3 ESAのプロセス
                1.9.4 ESA準拠
        1.10 産業の成長
2章 実践例
        2.1 サプライチェーンオートメーションと国際的な靴会社
        2.2 製造プラント保全
        2.3 オークション市場との統合
        2.4 ハイテク製造業者におけるアプリケーションの
                有効化、簡素化、および集約
                2.4.1 権限委譲と有効化
                2.4.2 簡素化
                2.4.3 集約
        2.5 国際的な化学製品製造業者における高度なポータルの実装
3章 ビジネスケースの策定
        3.1 ESA賛成派の主張
                3.1.1 意見の掘り下げ
                3.1.2 コンサルタントの見方
                3.1.3 アナリストの見方
                3.1.4 ベンチャーキャピタリストの見方
                3.1.5 システムインテグレータの見方
                3.1.6 ESAに賛成する追加の議論
        3.2 ESA反対派の意見
                3.2.1 限りなく続く開発と要求の繰り返し
                3.2.2 設計スキル不足
                3.2.3 運用の悪夢
                3.2.4 柔軟性と相互運用性は提供されないだろう
                3.2.5 開発ツールと実行ツールがない
                3.2.6 標準が未整備である
                3.2.7 なぜそう急ぐ? 少し様子を見よう
4章 分析
        4.1 過程としてのESA
        4.2 最終状態としてのESA
                4.2.1 さまざまな種類のシステムにおけるESAによる影響
                4.2.2 モデリングとメタデータの役割
        4.3 ESA準拠レベル
                4.3.1 レベル1:全体の把握−既存システムの把握
                4.3.2 レベル2:データサービス
                4.3.3 レベル3:インタフェースの抽象化
                4.3.4 レベル4:疎結合されたコンポーネントとサービス
                4.3.5 レベル5:プロセス制御
        4.4 抽象化によるビジネス上の価値の創造
5章 プラットフォーム
        5.1 コンポーネントエコシステム
                5.1.1 コンポーネントの基本的機能
                5.1.2 ESAの高度な特徴
        5.2 ESAプラットフォームにおけるエンタープライズアプリケーション
        5.3 ESAプラットフォームのプラットフォームコンポーネントシステム
        5.4 ESAプラットフォーム開発フレームワーク
                5.4.1 モデルを使った開発
6章 ESAの適用
        6.1 ESA:ITのためのリーンマニュファクチャリング
                6.1.1 大規模な設計プロジェクトの恐さ
        6.2 ESAの実装方式
        6.3 開始点の見極め
        6.4 予測としてのアーキテクチャ
        6.5 どこに柔軟性が必要か
                6.5.1 ESAの機会検出
                6.5.2 対象を決めるための別の方法
        6.6 柔軟性のための設計
        6.7 ESAのスキルの育成
7章 ロードマップの作成
        7.1 実装のシナリオ
                7.1.1 シナリオ1:UIの導入と内部の整理
                7.1.2 シナリオ2:エンタープライズアプリケーションの
                   コンポーネントとしての使用
                7.1.3 シナリオ3:標準サービスによって統合された
                   分散システム
        7.2 段階とマイルストーン
        7.3 実装上の問題
                7.3.1 ネットワークの速度と容量
                7.3.2 アプリケーションの一貫性
                7.3.3 APIの制限
                7.3.4 性能
                7.3.5 過多な変換
                7.3.6 ビジネスプロセスの変更管理
                7.3.7 柔軟性による運用上のリスク
                7.3.8 運用スキルの違い
                7.3.9 運用面の文書化
        7.4 経験を通じた学習
                7.4.1 開発上の計測項目
                7.4.2 運用上の計測項目
                7.4.3 コンポーネントサイズ
        7.5 ESAの組織上のサポート
                7.5.1 活発な設計チーム
                7.5.2 効率的な意思決定
                7.5.3 政策上の課題
8章 エンタープライズバリューチェーン
        8.1 テクノロジベンダ
                8.1.1 モノリスからコンポーネント/サービスへの再構築
                8.1.2 ベンダ間の競争
                8.1.3 サービスグリッドでのベンダ
        8.2 ITの組織
                8.2.1 アーキテクチャ、設計、プロセス
                8.2.2 コンポーネント中心のITオペレーション
                8.2.3 IT部門とサービスグリッド
        8.3 エンタープライズアイデンティティ
9章 ESAと社会

あとがき ESAと適応型企業

索引