XMLクイックリファレンス 第2版
- Elliotte Rusty Harold, W.Scott Means 著、瀬尾 明志 訳
- 2002年12月 発行
- 752ページ
- ISBN4-87311-113-7
- フォーマット
- 原書: XML in a Nutshell, 2nd Edition
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内容
本書は、XMLの無限の可能性を最大限に利用するためのリファレンスガイドです。すべてのXML文書および文書作成者が守らなければならないXMLのルールをわかりやすく解説します。整形式のXML、DTD、名前空間といった基本的なXML標準から、XMLスキーマ、XSLT、XPath、XLink、XPointer、CSS、XSL-FO、RDDLなどの実用的な技術、Unicodeについての知識、さらにはSAX、DOMといったXMLプログラミング関連の知識まで実例を挙げながら包括的に解説するので、XMLに対する理解もさらに深くなるでしょう。リファレンスとしても使いやすく、XML技術者はもとよりXMLを学ぼうとしている方なら常に手もとに置いておきたい必携の一冊です。
目次
まえがき
・部 XMLのコンセプト
1章 XML入門
1.1 XMLの長所
1.1.1 XMLではないもの
1.2 ポータブルなデータ
1.3 XMLはどのように機能するか
1.4 XMLの発展
2章 XMLの基本
2.1 XML文書とXMLファイル
2.2 要素とタグと文字データ
2.2.1 タグのシンタックス
2.2.2 ツリー構造
2.2.3 混合内容
2.3 属性
2.4 XMLの名前
2.5 実体参照
2.6 CDATAセクション
2.7 コメント
2.8 処理命令
2.9 XML宣言
2.9.1 符号化(encoding)
2.9.2 standalone
2.10 文書の整形式に関する検査
3章 文書型定義(DTD)
3.1 妥当性の検証
3.1.1 簡単なDTDの例
3.1.2 文書型宣言
3.1.3 内部DTDサブセット
3.1.4 文書の妥当性の検証
3.2 要素宣言
3.2.1 #PCDATA
3.2.2 子要素
3.2.3 並び
3.2.4 子要素の数
3.2.5 選択
3.2.6 括弧
3.2.7 混合内容
3.2.8 空要素
3.2.9 ANY
3.3 属性宣言
3.3.1 属性の型
3.3.2 属性のデフォルト
3.4 一般実体宣言
3.5 外部解析対象一般実体
3.5.1 テキスト宣言
3.6 外部解析対象外実体と記法
3.6.1 記法
3.6.2 文書内の埋め込み解析対象外実体
3.6.3 処理命令のターゲットに関する記法
3.7 パラメタ実体
3.7.1 パラメタ実体のシンタックス
3.7.2 パラメタ実体の再定義
3.7.3 外部DTDサブセット
3.8 条件つき包含
3.9 DTDの2つの例
3.9.1 データ指向のDTD
3.9.2 文章中心のDTD
3.10 標準的なDTDの置き場所
4章 名前空間
4.1 名前空間の必要性
4.2 名前空間のシンタックス
4.2.1 有修飾名、接頭辞、ローカル部分
4.2.2 接頭辞とURIの結びつけ
4.2.3 名前空間のURI
4.2.4 デフォルト名前空間の設定
4.2.5 xmlns属性宣言
4.3 パーサの名前空間の扱い方
4.4 名前空間とDTD
4.4.1 名前空間の接頭辞に関するパラメタ実体参照
5章 国際化
5.1 文字セットのメタデータ
5.2 符号化宣言
5.3 テキスト宣言
5.4 XMLで定義された文字セット
5.5 Unicode
5.5.1 UCS-2とUTF-16
5.5.2 UTF-8
5.6 ISO文字セット
5.7 プラットフォーム依存文字セット
5.7.1 Cp1252
5.7.2 MacRoman
5.8 文字セット間の変換
5.9 XML文書のためのデフォルト文字セット
5.10 文字参照
5.11 xml:lang
5.11.1 言語コード
5.11.2 サブコード
5.11.3 xml:langのATTLIST宣言
・部 文章中心の文書
6章 文書書式としてのXML
6.1 SGMLの遺産
6.2 文章中心の文書の構造
6.3 TEI
6.4 DocBook
6.5 文書の永続性
6.6 変換と表示
7章 WebにおけるXML
7.1 XHTML
7.1.1 HTMLからXHTMLへの変更
7.1.2 XHTMLの3つのDTD
7.1.3 ブラウザのXHTMLサポート
7.2 ブラウザでのXMLの直接表示
7.2.1 xml-stylesheet処理命令
7.2.2 Internet Explorer
7.2.3 NetscapeとMozilla
7.2.4 別のアプローチ
7.3 モジュラXHTMLを使った混合文書の編集
7.3.1 XHTMLのアプリケーションへの混合
7.3.2 アプリケーションのXHTMLへの混合
7.3.3 自身のXHTMLの混合
7.4 改善されたWeb検索方法に関する展望
7.4.1 RDF
7.4.2 Dublin Core
7.4.3 ロボット(Robots)
8章 XSLT
8.1 入力文書の例
8.2 xsl:stylesheetとxsl:transform
8.3 スタイルシートプロセッサ
8.3.1 コマンドラインプロセッサ
8.3.2 xml-stylesheet処理命令
8.4 テンプレートとテンプレートルール
8.5 xsl:value-ofを持つ要素の値の特定
8.6 xsl:apply-templatesを持つテンプレートの適用
8.7 組み込みテンプレートルール
8.7.1 テキストノードと属性ノードのための
デフォルトテンプレートルール
8.7.2 要素ノードとルートノードのための
デフォルトテンプレートルール
8.7.3 コメントノードと処理命令ノードのための
デフォルトテンプレートルール
8.7.4 名前空間ノードのためのデフォルトテンプレートルール
8.8 モード
8.9 属性値テンプレート
8.10 XSLTと名前空間
8.11 他のXSLT要素
9章 XPath
9.1 XML文書のツリー構造
9.2 ロケーションパス
9.2.1 ルートロケーションパス
9.2.2 子要素ロケーションステップ
9.2.3 属性ロケーションステップ
9.2.4 comment( )、text( )、processing-instruction( )の
ロケーションステップ
9.2.5 ワイルドカード
9.2.6 |を使った多重選択
9.3 混合ロケーションパス
9.3.1 /を使った混合ロケーションパスの構築
9.3.2 //を使ったすべての子孫からの選択
9.3.3 ..を使った親要素の選択
9.3.4 .を使った現在の要素の選択
9.4 述語
9.5 非省略ロケーションパス
9.6 一般的なXPathの式
9.6.1 数値
9.6.2 文字列
9.6.3 ブール値
9.7 XPath関数
9.7.1 ノードセット関数
9.7.2 文字列関数
9.7.3 ブール関数
9.7.4 数値関数
10章 XLink
10.1 単純リンク
10.2 リンクのふるまい
10.2.1 xlink:show
10.2.2 xlink:actuate
10.3 リンクの意味
10.4 拡張リンク
10.4.1 ロケータ
10.4.2 アーク
10.4.3 ローカルのリソース
10.4.4 タイトル要素
10.5 リンクベース
10.6 XLinkのためのDTD
11章 XPointer
11.1 URL上のXPointer
11.2 リンク内のXPointer
11.3 ベア名
11.4 子シーケンス
11.5 名前空間
11.6 ポイント
11.7 レンジ
11.7.1 range( )関数
11.7.2 range-inside( )関数
11.7.3 range-to( )関数
11.7.4 string-range( )関数
11.7.5 相対XPointer
11.7.6 here( )関数
11.7.7 origin( )関数
12章 CSS
12.1 CSSの3つのレベル
12.2 CSSのシンタックス
12.3 スタイルシートのXML文書への関連づけ
12.4 セレクタ
12.4.1 ユニバーサルセレクタ
12.4.2 子孫、子、兄弟へのマッチング
12.4.3 属性セレクタ
12.4.4 擬似クラスセレクタ
12.4.5 擬似要素セレクタ
12.5 displayプロパティ
12.5.1 インライン要素
12.5.2 ブロック要素
12.5.3 リスト要素
12.5.4 隠し要素
12.5.5 テーブル要素
12.6 長さの単位
12.7 フォントプロパティ
12.8 テキストプロパティ
12.9 カラー
13章 XSL-FO
13.1 XSL-FO文書
13.2 XSL-FO文書の構造
13.3 マスタページのレイアウト
13.3.1 ページ内のコンテンツの流れ
13.3.2 最終的な文書の生成
13.4 XSL-FOプロパティ
13.5 CSSとXSL-FOの選択
14章 RDDL
14.1 名前空間URLの先は何か?
14.2 RDDLシンタックス
14.3 種類
14.4 目的
・部 データ中心のXML
15章 データ形式としてのXML
15.1 なぜデータとしてXMLを使うのか?
15.1.1 複合環境
15.1.2 通信
15.1.3 オブジェクトの直列化
15.1.4 データの保管と取り出し
15.2 データ指向XMLフォーマットの開発
15.2.1 基本的なアプリケーションの要件
15.2.2 利用可能な選択の調査
15.2.3 発展のための計画
15.2.4 妥当性の検証方法の選択
15.2.5 名前空間のサポート
15.2.6 互換性の維持
15.3 XMLフォーマットの共有
16章 XMLスキーマ
16.1 概要
16.1.1 スキーマ対DTD
16.1.2 名前空間の問題
16.2 スキーマの基礎
16.2.1 文書の構成
16.2.2 注釈
16.2.3 要素宣言
16.2.4 単純型
16.2.5 属性宣言
16.3 名前空間の扱い
16.3.1 ターゲットの名前空間
16.3.2 名前空間の修飾の管理
16.4 複合型
16.4.1 出現制約
16.4.2 要素の内容の型
16.5 空要素
16.5.1 complexContent
16.6 単純内容
16.6.1 新しい単純型の定義
16.6.2 ファセット
16.7 混合内容
16.7.1 混合内容の許可
16.7.2 要素の配置の管理
16.7.3 グループの使用
16.8 任意の内容の許可
16.8.1 複数の文書の使用
16.8.2 複合型の派生
16.8.3 代替グループ
16.9 型派生の管理
16.9.1 抽象的な要素と型
16.9.2 final属性
16.9.3 ファセットの固定
16.9.4 一意性とキー
17章 プログラミングモデル
17.1 一般的なXMLの処理モデル
17.1.1 テキストとしてのXMLの取り扱い
17.1.2 イベントとしてのXMLの取り扱い
17.1.3 ツリーモデルとしてのXMLの取り扱い
17.1.4 変換
17.1.5 XMLの抽象化
17.1.6 標準と拡張
17.1.7 アプローチの結合
17.2 一般的なXML処理の問題
17.2.1 見えるものが得られるものではない
17.2.2 コメント
17.2.3 処理命令
17.2.4 記法
17.2.5 解析対象外実体
17.2.6 リンクと参照
18章 DOM(Document Object Model)
18.1 DOMの基本
18.1.1 DOM記法
18.1.2 DOMの長所と短所
18.2 DOM Coreの構造
18.2.1 汎用的なDOMインタフェースと特化した
DOMインタフェース
18.3 Nodeと他の汎用的なインタフェース
18.3.1 NodeListインタフェース
18.3.2 NamedNodeMapインタフェース
18.3.3 文書構造とノードの関係づけ
18.4 特化したノード型インタフェース
18.4.1 構造ノード
18.4.2 内容ノード
18.5 DOMImplementationインタフェース
18.6 DOM文書のパース
18.7 簡単なDOMアプリケーション
19章 SAX(Simple API for XML)
19.1 ContentHandlerインタフェース
19.2 SAXのプロパティとフィーチャ
19.3 フィルタ
・部 リファレンス
20章 XML 1.0リファレンス
20.1 このリファレンスの使い方
20.2 注釈つきサンプル文書
20.3 XMLシンタックス
20.3.1 全体的なシンタックス構造
20.3.2 DTD(文書型定義:Document Type Definition)
20.3.3 文書本体
20.3.4 名前空間
20.4 制約
20.4.1 整形式制約
20.4.2 妥当性制約
20.4.3 名前空間制約
20.5 XML文書の文法
20.5.1 拡張BNF(Extended Bachus-Naur Form)文法
21章 スキーマリファレンス
21.1 スキーマの名前空間
21.2 スキーマ要素
21.3 基本型
21.4 インスタンス文書の属性
22章 XPathリファレンス
22.1 XPathデータモデル
22.2 データ型
22.3 ロケーションパス
22.3.1 短縮形シンタックス
22.3.2 軸
22.3.3 ノードテスト
22.4 述語
22.5 XPath関数
23章 XSLTリファレンス
23.1 XSLT名前空間
23.2 XSLT要素
23.3 XSLT関数
23.4 TrAX
24章 DOMリファレンス
24.1 オブジェクトの階層構造
24.2 オブジェクトのリファレンス
25章 SAXリファレンス
25.1 org.xml.saxパッケージ
25.2 org.xml.sax.helpersパッケージ
25.3 SAXフィーチャとプロパティ
25.4 org.xml.sax.extパッケージ
26章 文字セット
26.1 文字表
26.1.1 ASCII
26.1.2 ISO-8859-1、Latin-1
26.2 HTML4実体セット
26.3 他のUnicodeブロック
26.3.1 Latin拡張-A
26.3.2 Latin拡張-B
26.3.3 IPA拡張
26.3.4 スペース調整文字
26.3.5 結合分音記号
26.3.6 ギリシャ語とコプト語
26.3.7 キリル文字
26.3.8 アルメニア文字
26.3.9 ヘブライ文字
26.3.10 アラビア文字
26.3.11 デーヴァナーガリー文字
26.3.12 タイ文字
26.3.13 チベット文字
26.3.14 エチオピア文字
26.3.15 Latin拡張追加
26.3.16 ギリシャ拡張
26.3.17 一般句読点
26.3.18 通貨記号
26.3.19 文字種記号
26.3.20 矢印
26.3.21 数学記号
26.3.22 その他技術用記号
26.3.23 OCR
26.3.24 幾何学模様
26.3.25 その他の記号
26.3.26 装飾記号
索引