Java国際化プログラミング

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内容

ローバル化が進展する中、国際化を考慮したソフトウェア開発はいまや常識と言えます。特にJavaは"Write Once, Run Anywhere"を実現するために、初期の段階から国際化を積極的にサポートしてきました。本書はJavaの国際化プログラミングに関する知識やテクニックを、豊富なサンプルを用いてていねいに解説するだけではなく、国際化アプリケーションを開発する上で考慮しなければならない世界各国の文化や言語、習慣の違いについて詳しく触れています。Javaに限らず、国際化アプリケーション開発や日本語化作業に携わるすべてのプログラマにとって、貴重な一冊となるでしょう。

目次

訳者まえがき

まえがき
        
1章      国際化入門
        1.1 ソフトウェアの国際化、地域化、グローバル化について
        1.2 国際的なアプリケーションのためにJavaを選ぶ理由
        1.3 ロケールについて
        1.4 簡単なアプリケーション
2章      表記体系
        2.1 古代の表記体系
        2.2 極東の表記体系
        2.3 双方向性用字
        2.4 ギリシャ語、ラテン語、キリル用字
        2.5 インド諸言語の用字
        2.6 タイ語用字
        2.7 句読記号
        2.8 まとめ
3章      ロケール
        3.1 ロケールの定義
        3.2 Localeクラスの使用法
        3.3 ロケール情報の取得
        3.4 利用可能なロケールの確認
4章      リソースバンドルを用いたロケール特有のデータの分離
        4.1 リソースバンドルを使用する理由
        4.2 ResourceBundleクラス
        4.3 リソースバンドルの検索と命名規則
        4.4 PropertyResourceBundleクラス
        4.5 ListResourceBundleクラス
        4.6 リソースバンドルに関する注意点
        4.7 アプレットへのリソースバンドルの配備
        4.8 リソースバンドル設計の考察
5章      メッセージのフォーマット
        5.1 日付と時刻の書式
        5.2 数値書式
        5.3 メッセージ書式
6章      文字集合とUnicode
        6.1 文字集合
        6.2 文字符号化スキーム
        6.3 Unicode
        6.4 Unicode文字符号化
        6.5 文字符号化変換
7章      検索、ソートとテキスト境界検出
        7.1 照合に関する検討事項
        7.2 Javaのソート
        7.3 照合規則の変更
        7.4 性能の改善
        7.5 検索
        7.6 テキスト境界の検出
8章      フォントとテキストレンダリング
        8.1 文字、グリフとフォント
        8.2 Javaのフォント関連クラス
        8.3 複雑なテキストをレンダリングする部品
        8.4 JavaのTrueTypeフォントサポート
        8.5 フォントプロパティファイルの使用法
        8.6 システムへの新しいフォントの追加
9章      国際化グラフィカルユーザインタフェース
        9.1 一般的な問題点
        9.2 部品方向
        9.3 さまざまな部品に対する国際化と地域化の注意点
        9.4 レイアウトマネージャの使用法
        9.5 国際化テキストのコピー、カット、およびペースト
        9.6 簡単な例
10章     インプットメソッド
        10.1 インプットメソッドについて
        10.2 Javaインプットメソッドフレームワークについて
        10.3 インプットメソッドの選択
        10.4 インプットメソッドエンジンSPIの使用法
        10.5 簡単なインプットメソッドの開発
        10.6 インプットメソッドのパッケージおよびインストール方法
        10.7 より複雑なインプットメソッドの開発
11章     国際化Webアプリケーション
        11.1 アプレット
        11.2 サーブレット
        11.3 JavaServer Pages
12章     Javaの国際化サポートに対する将来的な拡張
        12.1 Unicode 3.0サポート
        12.2 複雑なテキスト処理の拡張
        12.3 文字符号化コンバータフレームワーク
        12.4 インプットメソッドフレームワークの改善

付録A     言語名コードと国名コード

付録B     Javaでサポートされている文字符号化

付録C     Unicode文字ブロック

付録D     国際化関連APIクイックリファレンス
        D.1 java.awtパッケージ
        D.2 java.awt.fontパッケージ
        D.3 java.awt.imパッケージ
        D.4 java.awt.im.spiパッケージ
        D.5 java.ioパッケージ
        D.6 java.langパッケージ
        D.7 java.textパッケージ
        D.8 java.utilパッケージ

付録E     JDKのバージョン間の国際化拡張

用語集     

参考文献    
        書籍
        記事と論文
        Webサイト

索引

正誤表