本ディレクトリには、『実践 デバッグ技法』の本文に記載されている ソースコードの一部が含まれています。
本ドキュメントは、ソースコードの使い方について説明します。
事前に、下記のソフトウェアをインストールしておく必要があります。
5.3.1節に MPICH を用いた例があります。
MPICHは、
http://www.mcs.anl.gov/research/projects/mpi/mpich1/download.html
から入手できます。
mpich.tar.gz
をダウンロードしたら、下記のようにインストールします。
$ tar xvzf mpich.tar.gz
$ cd mpich-1.2.7p1
$ ./configure -prefix=/usr/local/mpi -rsh=ssh
$ make
$ sudo make install
※ インストールパス が/usr/local/mpi でない場合には、 ch05/Makefile の冒頭
MPIBIN = /usr/local/mpi/bin
を実際のパスに合わせて修正して下さい。
7.5節で、splint を用います。各種Linux用にパッケージが用意されているので、 例えば次のようにインストールできます。
$ yum install splint
7.6.2節で、ElectricFence を用います。これも、次のようにインストールできます。
$ yum install ElectricFence
7.6.3.3節で、mtrace を用います。スクリプトmtraceがない場合は、
$ yum install glibc-utils
のように追加ユーティリティをインストールします。
8.1.1節では、gcj を用いてJavaのソースをコンパイルします。
コンパイラ gcc-javaと、ライブラリと開発キット libgcj-develが必要です。
$yum install gcc-java libgcj-devel
8.4節では、SWIGを用いてPythonの機能を拡張します。
SWIGのパッケージの他に、Pythonの開発パッケージも必要です。
$yum install swig
$yum install python-devel
このディレクトリで、
$ make
を実行すれば、コンパイルをします。
このディレクトリで、
$ make test
を実行すると、プログラムを順番に実行していきます。
途中2カ所で、ユーザの入力を求めて止まりますので、 下記のように入力して下さい。
ssh で MPICH で設定したノードにログインするためのパスワードを 2回尋ねてきます。
/usr/local/mpi/bin/mpirun -np 3 primepipe 100 0
user@hostname's password:
user@hostname's password:
MPICHをインストールした直後であれば、localhost にログインする パスワードでOKです。
なお、sshで初めて接続する場合には、ホスト公開鍵を受け入れる かどうかを尋ねてきますので、yesと答えてください。
6.2.1節の curses ライブラリを用いたプログラムです。 [u],[d],[r],[k] 以外のキーを入力すると終了します。