“パケットを監視しよう”―― セキュリティアカデミーの勉強会「ネットワークセキュリティHacks」にて
Posted by Editor : 2005-03-07 19:54
3月5日に大田区産業プラザ特別会議室で、セキュリティアカデミー主催の勉強会があ開催された。今回のテーマは「ネットワークセキュリティHacks」。講師は渡辺勝弘さん。オライリー・ジャパン発行の同名書籍の監訳者でもある渡辺さんが、トラフィック監査ツールのArgus、データベース&グラフ化ツールのRRDtoolといったネットワーク監視ツールについて話してくれた。
Argusは、さまざまな手法でネットワーク内のトランザクションログを記録するツール。すべての通信について詳細情報を記録し、表示することができる(『ネットワークセキュリティHacks』の「Hack64 ネットワークトラフィックの監査」)。Argusと「Hack99 rootkitの検出」で解説されているchkrootkitの組み合わせなども不正アクセスの調査では有効となる。rootkitが検出された場合、そのファイルのタイムスタンプなどを手がかりに、その時どのようなパケットがネットワーク上を流れていたのかをArgusで追跡することもできる。
RRDtoolは、時とともに変化するさまざまな数値を長期間に渡って記録し、またそれらの数値をグラフ化することが可能なツールである。これを用いて、ネットワーク帯域の使用状況を資格化することが可能で、たとえば何者かがDoS攻撃を行っているのではないか?など、異常なアクセスが一目でわかる(『ネットワークセキュリティHacks』の「Hack62 トレンドグラフ」)。
当日のプレゼンで使われた資料が、以下のWebサイトで公開されている。
Argusの資料: http://www.hawkeye.ac/micky/SA/AuditTrail.htm
RRDToolの資料: http://www.hawkeye.ac/micky/SA/RRDTOOL.htm
また、渡辺さんの講演の後に質疑応答があり、ArgusやRRDtoolだけでなくセキュリティという広いトピックで参加者とのディスカッションが行われた。
ケーキオフとして知られるこの勉強会(ただし、ケーキは出ない。しかし、八つ橋はあった)では、旬なセキュリティねたを取り上げて、定期的に勉強会を開いている。この日も高校生から企業の責任者まで50人以上が集まって、熱い意見交換が行われた。今後も興味深いトピックをテーマにオープンセミナーが予定されているので、興味のあるかたはhttp://www.cakeoff.net/にアクセスしてみるとよいだろう。
『ネットワークセキュリティHacks』書籍紹介

渡辺さん(犬のみっきーさん。DANNAさん)

来場者の抽選でめでたくオラ帽をゲットした亀井さん。Perlプログラマで、オライリーファンとのこと。写真掲載を承諾していただき感謝です。