リーダーの作法

―ささいなことをていねいに

[cover photo]
TOPICS
Business/Essay
発行年月日
PRINT LENGTH
224
ISBN
978-4-87311-989-2
原書
The Art of Leadership
FORMAT
Print PDF EPUB
Ebook
2,420円
Ebookを購入する
Print
2,420円

リーダーシップは一部の人だけに与えられる天職であり、複雑で膨大なリーダーシップの哲学を実践しなければならないと思われがちですが、そんなことはありません。ささいな行動を日々繰り返すことで、お互いを尊敬し、信頼し合うチームを作ることができます。
Netscapeでマネージャー、Appleでディレクター、Slackでエグゼクティブを経験した著者が、それぞれの立場のリーダーに必要な振る舞いを30のエッセイで紹介します。
1on1での傾聴、信頼関係の築き方、仕事の任せ方、メンバーのほめ方、チーム内のうわさ話への対応、組織の文化の作り方など、マネジメントの場面で出会うさまざまなテーマをとりあげ、リーダーとしての具体的な行動や考え方を解説します。

目次

本書への推薦の言葉
序文
はじめに
エッセンス

第I幕 Netscape:マネージャー

1章 誰からでも学ぶことがあると考える

2章 会議ボケ
    2.1 抱えすぎ
    2.2 リーダーとして卓越した仕事をするために

3章 難題
    3.1 特に厄介な課題
    3.2 難題に対する意思決定

4章 様子を見る、場をつかむ、味見をする
    4.1 様子を見る
    4.2 場をつかむ
    4.3 味見をする

5章 虫の知らせ
    5.1 虫の知らせとは何か
    5.2 待って、何? それがエッセンスなの? ちゃんと仕事しろってだけ? さよなら、ロップ
    5.3 虫の知らせを信じる
    5.4 何かが起きているが、何が起きているかはわからない

6章 プロフェッショナルとしての成長をはかる質問表
    6.1 プロフェッショナルとしての成長をはかる質問表
    6.2 常に前進
    6.3 具体的なフォローアップ

7章 パフォーマンスに関する質問
    7.1 チェックリスト・センテンス
    7.2 すべてが変わる

8章 ランズおすすめの時間節約術
    8.1 ブラウザ
    8.2 スマホ
    8.3 電子メール
    8.4 人生

9章 新任マネージャーのデス・スパイラル
    9.1 よーい、ドン
    9.2 最初は面と向かって
    9.3 やがて、陰で
    9.4 管理職に就くことは昇進ではない

第II幕 Apple:ディレクター

10章 青テープリスト
    10.1 すべてが壊れている
    10.2 壊れ度合い

11章 我慢の限界まで任せる
    11.1 託すこと
    11.2 シー、静かに
    11.3 リーダーを増やすという大切な仕事

12章 採用するには
    12.1 採用活動の第一のルール:50 %の時間を使う
    12.2 採用活動の基礎知識
    12.3 発見・理解・歓喜
    12.4 時間の50%を使う話をもう一度

13章 陰口・うわさ話・作り話
    13.1 耐えがたく多い厄介事
    13.2 悪気のないミーティング嫌い
    13.3 3 点のアジェンダ
    13.4 ミーティングは症状であって治療法ではない

14章 素敵なほめ言葉
    14.1 過度な満足感が得られる瞬間
    14.2 それはそう
    14.3 ほめ言葉の分析
    14.4 ほめ言葉によるキャリアの転向

15章 手厳しいことを言う
    15.1 頭の中の声
    15.2 手厳しいことを言う
    15.3 手厳しいことを聞き出す
    15.4 人生の目標

16章 どんなものだって破綻する
    16.1 三度目の正直
    16.2 ゲームスタート
    16.3 悲しいほど確実
    16.4 差別化要因としての失敗(あるいは、馬鹿げたゲームを2度やるなという教訓)

17章 組織図テスト
    17.1 読みやすいか確認する
    17.2 規模に応じて基礎が拡大する

18章 分散ミーティングの基礎知識
    18.1 リモート
    18.2 「人の多い」ミーティング
    18.3 たいした違いはない

第III幕 Slack:エグゼクティブ

19章 ゼロから作りたい病
    19.1 失敗の連鎖
    19.2 イノベーションを起こすべきときと、コツコツ改善すべきとき
    19.3 いちいち質問せずに行動する

20章 兵士
    20.1 問題対応ミーティング
    20.2 生産性の高いチームを作る
    20.3 学習性無力感
    20.4 みんなでトラストフォールを!
    20.5 問題を無駄にしない

21章 文化の流れ
    21.1 変わらない文化
    21.2 ストーリーを聞く
    21.3 文化の流れ

22章 アンチフロー
    22.1 アンチフローの活用
    22.2 インスピレーションの創出を武器にする

23章 実力主義は後追いの指標
    23.1 2 つのキャリアパス
    23.2 2 つの平等なキャリアパス
    23.3 成長税
    23.4 リーダーシップはどこからでも生まれる
    23.5 後追いの指標

24章 うわさ話の由来
    24.1 灰色の空間
    24.2 付和雷同
    24.3 くだらないからこそ深刻
    24.4 うわさ話は文化と共に大きくなる

25章 コバヤシマルのマネジメント
    25.1 性格テスト
    25.2 システムの異常
    25.3 完璧なコバヤシマル
    25.4 適切な準備
    25.5 予測できないことを予測する

26章 情報ネットワーク
    26.1 重要度と鮮度
    26.2 情報ネットワーク
    26.3 びっくりさせない
    26.4 情報通

27章 貴重な1時間
    27.1 忙しさは魅惑的
    27.2 偽ゾーン
    27.3 貴重な1時間
    27.4 タチの悪い状況

28章 メンターを探せ
    28.1 何も問題ないでしょう?
    28.2 不意打ち
    28.3 メンターの条件
    28.4 「逃げろ」

29章 ランズ流仕事術
    29.1 いつもの1週間
    29.2 揺るがない原則
    29.3 フィードバックの作法
    29.4 ミーティングの作法
    29.5 気質と正誤表

30章 揺るぎない優しさを
    30.1 千差万別の個性と意見について
    30.2 レイドの仕組み
    30.3 大丈夫だよ。
    30.4 嫌なヤツについて
    30.5 おみやげにお一つどうぞ

エピローグ:聞いた話によると……

訳者あとがき
索引