入門 Androidアプリケーションテスト

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TOPICS
Mobile
発行年月日
PRINT LENGTH
336
ISBN
978-4-87311-578-8
FORMAT
PDF
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3,520円
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Android OSを搭載した携帯端末の種類はもはや数えきれないほどであり、複雑化するアプリケーションのテスト工数の増大はAndroidアプリケーションの開発者にとって喫緊の課題です。本書は増え続けるテスト工数に対する対抗手段として、主に「必要なテストを必要な分だけ設計する方法」と「テストの自動化によってテスト工数を抑制する方法」について解説しています。開発者として知っておくべきテストの技法、コンポーネント別のテストコードの書き方、継続的インテグレーションへの統合方法など、実践的な内容も含まれています。本書がAndroidアプリケーションをテストする全ての人々の一助になれば幸いです。

正誤表

ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ちの書籍では、すでに修正が施されている場合がありますので、書籍最終ページの奥付でお手持ちの書籍の刷版、刷り年月日をご確認の上、ご利用ください。

第1刷に対する正誤表

■256ページ 下から3行め
誤:
/tools/android uitest-project -n  -t 1 -p 
正:
/tools/android create uitest-project -n  -t 1 -p 

目次

はじめに

1章 テストの基礎
    1.1 テストとは
        テストの目的
        テストレベルとテストタイプ
        デバッグとテスト
        テストと品質
        テストの一般原則
    1.2 テストプロセス
        計画とコントロール
        分析と設計
        実装と実行
        終了基準の評価とレポート
        終了作業
    1.3 テスト技法
        静的テスト技法と動的テスト技法
        ツールによる静的解析
        静的解析のメトリクス
        テスト設計技法のカテゴリ
        仕様ベースのテスト設計技法
        構造ベースのテスト技法
        経験ベースのテスト技法

2章 テストの自動化の準備
    2.1 テストの自動化のメリットとデメリット
        テストの自動化が可能な範囲
    2.2 自動テストの環境構築
        Android SDKのインストール
        Eclipseプラグインのインストール
    2.3 エミュレータ/実機でのテスト
        エミュレータ (AVD)のセットアップ
        コマンドラインから AVDを作成する方法
        AVDファイルのデフォルトの保存場所
        ハードウェアエミュレーションオプションの設定
        コマンドラインから AVDを削除する方法
        コマンドラインから AVDを移動または修復する方法
    2.4 エミュレータを深く理解する
        エミュレータの概要
        AVDとエミュレータ
        エミュレータの開始と終了
        エミュレータにアプリケーションをインストールする
        ハードウェアアクセラレーションを使う
        グラフィックアクセラレーションの設定
        仮想マシン (VM)アクセラレーションの設定
        SDカードのエミュレーション
        エミュレータのディスクイメージの動作
        ネットワークのエミュレータ
        他のエミュレータインスタンスへの音声通話や SMSの送信
        エミュレータコンソールを使う
    2.5 実機のセットアップ
        実機の選定
        実機のセットアップ

3章 Android.Testing.Framework
    3.1 Android Testing Frameworkの概要
        テストの構造
        テストプロジェクト
        テスト用 API
        テストケース (TestCase)クラス
        アサーション (Assertion)クラス
        Mockオブジェクトクラス
        テストの実行
        テスト結果を確認する
        monkeyと monkeyrunner
        パッケージ名を用いる作業
    3.2 Android Testing Frameworkの準備
        前提条件
        概要
        テストプロジェクトの作成
        テストパッケージの作成
        テストの実行
        コマンドラインツールを使ったテスト
    3.3 テストケースの記述
        アクティビティテスト API
        ActivityInstrumentationTestCase2
        ActivityUnitTestCase
        SingleLaunchActivityTestCase
        モックオブジェクトとアクティビティのテスト
        アクティビティのテストのアサーション
        テストの対象
        UIのテストの注意事項
        ActivityInstrumentationTestCase2を用いた Activityのテスト
        ActivityInstrumentationTestCase2を用いた Fragment/FragmentActivityのテスト 
        SingleLaunchActivityTestCaseを用いたテストの例
        ActivityUnitTestCaseを用いたテストの例
        ContentProviderのテスト
        Ser viceのテスト
        DataBaseのテスト
        Applicationのテスト
        リソースのテスト

4章 その他のテスティングフレームワーク
    4.1 uiautomator Testing Frameworkを用いたテスト
        概要
        開発したアプリケーションの UIを解析する
        テストの準備
        uiautomatorテストの作成
        uiautomator API
        uiautomatorテストケースのサンプル
        uiautomatorテストのビルドとデプロイ
        uiautomatorテストの実行
        ベストプラクティス
    4.2 Robotiumを用いたテスト
        前提条件 /実行環境
        Robotiumのインストール
        テスト対象コードとテストコードの実装
        テストの実施

5章 継続的インテグレーション
    5.1 まだ手動でビルドしていますか?
    5.2 継続的インテグレーション
    5.3 Jenkinsと Android自動テストの統合
        前提条件 /実行環境
        テストプログラムの実装とテストの実施
        CIに必要な各種ツールのインストール
        ビルドファイルへのタスクの組み込み
        Jenkinsの設定
        Jenkinsの実行とテスト結果の確認
        静的解析の結果レポート

参考文献
索引