make 改訂版

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発行年月日
PRINT LENGTH
172
ISBN
4-90090-060-5
原書
Managing Projects with Make, 2nd Edition
FORMAT
Print
1,980円
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makeは、UNIXのプログラム開発や各種ソフトウェアのインストールになくてはならないツールのひとつです。本書は、makeの基本操作、サフィックスルールの解説、マクロ、ライブラリの管理方法までを詳しく解説しており、makeの入門書として初心者に役に立つのはもちろんのこと、makeのマニュアルとして、中、上級者にとっても役に立つ本といえます。

目次

make 改訂版復刊にむけて
序文

1章 簡単なメイクファイルを書く
   1.1 メイクファイル
   1.2 依存関係のチェック
      1.3 構築作業の最小化
      1.4 makeの実行
      1.5 メイクファイルの文法の基礎

2章 マクロ
      2.1 文法
      2.2 あらかじめ定義されているマクロ
      2.3 コマンドラインでのマクロ定義
      2.4 シェル変数
      2.5 マクロ参照の優先順位
      2.6 マクロ文字列の置換
      2.7 ターゲットやコンポーネントを表わす内部マクロ

3章 サフィックスルール
      3.1 What is サフィックスルール?
        3.1.1 コマンドへのオプション
        3.1.2 サフィックスルール用の内部マクロ
      3.2 サフィックスルールでサポートされるコマンド 
        3.2.1  Fortran とPascal
        3.2.2   SCCS と RCS
          3.2.2.1 チルダ (~)規則
          3.2.2.2 サポートされるソースファイルの種類
          3.2.2.3 RCS用の改良
        3.2.3 ライブラリ (アーカイブ)
        3.2.4 カッコで囲む
        3.2.5 ライブラリを使った例
        3.2.6 ライブラリの保守
        3.2.7 ダブルコロン
        3.2.8 lex と yacc
        3.2.9 サフィックスのないファイル
      3.3 デフォルトルールを調べる
        3.3.1 画面に表示する
        3.3.2 何が出力されるか
          3.3.2.1 マクロ定義
          3.3.2.2 ターゲット
          3.3.2.3 サフィックスルール
      3.4 .SUFFIXESと優先順位
      3.5 独自のサフィックスルールを作る
        3.5.1 特殊なプロジェクト用のメイクファイル
          3.5.1.1 状況設定
          3.5.1.2 メイクファイル
          3.5.1.3 新しいサフィックス
          3.5.1.4 サフィックスルール
          3.5.1.5 プロジェクト固有の部分
          3.5.1.6 直接プリントするための変更
       3.5.2 ルールを無効にする
       3.5.3 デフォルトルールとの衝突

4章 コマンド
       4.1 ファイル名パターンマッチング
       4.2 改行の影響
       4.3 エラーと終了コード
       4.4 どのシェルを使うか?
       4.5 パス名と保護

5章 プロジェクト管理
       5.1 ダミーターゲット
       5.2 ディレクトリにまたがったmakeの再帰呼び出し
       5.3 再帰makeを使う上絵での秘訣
       5.4 複数のディレクトリえを活用するためのテクニック
         5.4.1 内部マクロのディレクトリ部
         5.4.2 ビューパス(VPATHマクロ)
       5.5 コンパイラオプションと#ifdef命令
         5.5.1 強制的な再構築
         5.5.2 ファイル名によるバージョン管理
         5.5.3 ディレクトリによるバージョン管理
         5.5.4 サフィックスルールによるバージョン管理
       5.6 ヘッダファイル
       5.7 共有定義 (include 命令)
       5.8 分散ファイルとNFS の問題

6章 コマンドラインオプションと特殊なターゲット
       6.1 メイクファイルの名前
       6.2 状況表示とデバック
       6.3 エラーの発生とファイルの消去
       6.4 MAKEFLAGSマクロ
       6.5 デフォルトの設定に影響を与えるその他の機能

7章 トラブルシューティング
       7.1 構築作業のデバック(-d オプション)
       7.2 Syntax Error(文法エラー)
       7.3 Don't Know How to Make (構築方法が規定されていない)
       7.4 Target Up to Date (ターゲットは最新である)
       7.5 Command Not Found or Cannot Load (コマンドが実行されない)
       7.6 複数行コマンドの文法エラー
       7.7 矛盾のある依存関係行、重複しているコマンド行
       7.8 認識されないマクロ
       7.9 デフォルトルールが無視される場合

付録A クイックリファレンス
       A.1 コマンドライン
       A.2 メイクファイルの文法
         A.2.1 依存関係行
         A.2.2 サフィックスルール
         A.2.3 コマンド行
         A.2.4 マクロ定義
         A.2.5 インクルード命令
       A.3 マクロ
         A.3.1 内部マクロ
         A.3.2 マクロ修飾子
         A.3.3 マクロ文字列置換
         A.3.4 特別な意味を持つマクロ
       A.4 特殊なターゲット

付録B make 拡張
       B.1 mk と nmake
       B.2 GNU make
       B.3 imake
       B.4 makedepend
       B.5 shape
       B.6 並列分散実行機能

付録C 機能の違い
       C.1 背景
       C.2 相違点の一覧
       C.3 機能のテスト
         C.3.1 マクロ文字列置換
         C.3.2 ファイル名、ディレクトリ名の切り出し
         C.3.3 ライブラリのためのカッコを使った指定
         C.3.4 単一サフィックスルールと .sh ルール
         C.3.5 デフォルトのシェル
         C.3.6 MAkEマクロとMAKEFLAGSマクロ
         C.3.7 include 命令
         C.3.8 VPATH

索引