Java国際化プログラミング

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TOPICS
Programming , Java
発行年月日
PRINT LENGTH
472
ISBN
4-87311-100-5
原書
Java Internationalization
FORMAT
Print
4,620円
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ローバル化が進展する中、国際化を考慮したソフトウェア開発はいまや常識と言えます。特にJavaは"Write Once, Run Anywhere"を実現するために、初期の段階から国際化を積極的にサポートしてきました。本書はJavaの国際化プログラミングに関する知識やテクニックを、豊富なサンプルを用いてていねいに解説するだけではなく、国際化アプリケーションを開発する上で考慮しなければならない世界各国の文化や言語、習慣の違いについて詳しく触れています。Javaに限らず、国際化アプリケーション開発や日本語化作業に携わるすべてのプログラマにとって、貴重な一冊となるでしょう。

正誤表

ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ちの書籍では、すでに修正が施されている場合がありますので、書籍最終ページの奥付でお手持ちの書籍の刷版、刷り年月日をご確認の上、ご利用ください。

正誤表1 - 2002年11月

2002年11月5日更新
位置
p105
表5-8
明治      1968年9月8日〜1912年7月29日
明治      1868年9月8日〜1912年7月29日
p141
第2段落4行目
それぞれ“ \ ” (YEN SIGN)と それぞれ“ ¥ ” (YEN SIGN)と
※フォントの指定が間違っています。正しくはバックスラッシュではなく、円マークです。
p142
脚注5
訳者注:GB2312は200年3月で廃止され、GB18030への以降が義務付けられました 訳者注:GB 2312は2001年3月で廃止され、GB 18030への移行が義務付けられました
p354
脚注15
Java 2 SDK Java 2 SDK 1.4 Java 2 SDK 1.4


以下は本文の内容に関する補足です。

位置 コメント
p370
表B-3
本書の表B-3はJava 2 SDK 1.3に基づいていますが、 Java 2 SDK 1.3.1では、Big5_HKSCS (香港の拡張を含むBig5、 繁体字)、Cp856 (ユーロ通貨記号を含むCp850の変種)、 EUC_JP_LINUX (JIS X 0201、0208、EUC文字符合化スキーム、 日本語)が追加されています。Java 2 SDK 1.4および1.4.1では、 さらにNewI/O APIへの書き換えと同時に、 多くの変更がおこなわれています。
p429
脚注1
現時点の状況では、翻訳対象のバージョンが3.2ではなく4.0 になると思われます。

目次

訳者まえがき

まえがき
        
1章      国際化入門
        1.1 ソフトウェアの国際化、地域化、グローバル化について
        1.2 国際的なアプリケーションのためにJavaを選ぶ理由
        1.3 ロケールについて
        1.4 簡単なアプリケーション
2章      表記体系
        2.1 古代の表記体系
        2.2 極東の表記体系
        2.3 双方向性用字
        2.4 ギリシャ語、ラテン語、キリル用字
        2.5 インド諸言語の用字
        2.6 タイ語用字
        2.7 句読記号
        2.8 まとめ
3章      ロケール
        3.1 ロケールの定義
        3.2 Localeクラスの使用法
        3.3 ロケール情報の取得
        3.4 利用可能なロケールの確認
4章      リソースバンドルを用いたロケール特有のデータの分離
        4.1 リソースバンドルを使用する理由
        4.2 ResourceBundleクラス
        4.3 リソースバンドルの検索と命名規則
        4.4 PropertyResourceBundleクラス
        4.5 ListResourceBundleクラス
        4.6 リソースバンドルに関する注意点
        4.7 アプレットへのリソースバンドルの配備
        4.8 リソースバンドル設計の考察
5章      メッセージのフォーマット
        5.1 日付と時刻の書式
        5.2 数値書式
        5.3 メッセージ書式
6章      文字集合とUnicode
        6.1 文字集合
        6.2 文字符号化スキーム
        6.3 Unicode
        6.4 Unicode文字符号化
        6.5 文字符号化変換
7章      検索、ソートとテキスト境界検出
        7.1 照合に関する検討事項
        7.2 Javaのソート
        7.3 照合規則の変更
        7.4 性能の改善
        7.5 検索
        7.6 テキスト境界の検出
8章      フォントとテキストレンダリング
        8.1 文字、グリフとフォント
        8.2 Javaのフォント関連クラス
        8.3 複雑なテキストをレンダリングする部品
        8.4 JavaのTrueTypeフォントサポート
        8.5 フォントプロパティファイルの使用法
        8.6 システムへの新しいフォントの追加
9章      国際化グラフィカルユーザインタフェース
        9.1 一般的な問題点
        9.2 部品方向
        9.3 さまざまな部品に対する国際化と地域化の注意点
        9.4 レイアウトマネージャの使用法
        9.5 国際化テキストのコピー、カット、およびペースト
        9.6 簡単な例
10章     インプットメソッド
        10.1 インプットメソッドについて
        10.2 Javaインプットメソッドフレームワークについて
        10.3 インプットメソッドの選択
        10.4 インプットメソッドエンジンSPIの使用法
        10.5 簡単なインプットメソッドの開発
        10.6 インプットメソッドのパッケージおよびインストール方法
        10.7 より複雑なインプットメソッドの開発
11章     国際化Webアプリケーション
        11.1 アプレット
        11.2 サーブレット
        11.3 JavaServer Pages
12章     Javaの国際化サポートに対する将来的な拡張
        12.1 Unicode 3.0サポート
        12.2 複雑なテキスト処理の拡張
        12.3 文字符号化コンバータフレームワーク
        12.4 インプットメソッドフレームワークの改善

付録A     言語名コードと国名コード

付録B     Javaでサポートされている文字符号化

付録C     Unicode文字ブロック

付録D     国際化関連APIクイックリファレンス
        D.1 java.awtパッケージ
        D.2 java.awt.fontパッケージ
        D.3 java.awt.imパッケージ
        D.4 java.awt.im.spiパッケージ
        D.5 java.ioパッケージ
        D.6 java.langパッケージ
        D.7 java.textパッケージ
        D.8 java.utilパッケージ

付録E     JDKのバージョン間の国際化拡張

用語集     

参考文献    
        書籍
        記事と論文
        Webサイト

索引